トライベッカ映画祭が対面で開催 今年で20周年
ロバート・デ・ニーロ、ジェーン・ローゼンタールらによって立ち上げられ、今年で20周年を迎えるトライベッカ映画祭が、対面型で映画祭を実施することを同映画祭の公式サイトで発表した。
【画像】映画祭設立者のジェーン・ローゼンタール&ロバート・デ・ニーロ
トライベッカ映画祭は、2001年9月11日に起きた同時多発テロによって荒廃した場所に娯楽と商業を取り戻すことを目的に2002年から始まった。共同設立者の一人、デ・ニーロは「トライベッカ映画祭は、9.11後、人々を結びつけるというわれわれの使命感から生まれました。そして、ニューヨーク(の人々)が新型コロナウイルスの影から姿を現したとき、われわれの20周年記念の映画祭のために人々を再び直接会わせるのは、ちょうど良いことのように思えます」とコメントした。
同映画祭は昨年、オンライン形式で開催。例年、ロウアー・マンハッタンのトライベッカ地区やチェルシー地区などで行われていたが、今年はニューヨーク市内の5区(ブルックリン、ブロンクス、クイーンズなど)で開催される。野外プログラムは、ニューヨーク州保健局が設定した新型コロナウイルスのプロトコルに則って行う。
同映画祭は例年よりも2か月遅れ、6月9日から6月20日にかけて開催される。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)