永野芽郁『そして、バトンは渡された』特報!岡田健史らの出演も発表
永野芽郁が主演し、田中圭、石原さとみが共演する映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の特報映像が公開された。あわせて岡田健史、大森南朋、市村正親、子役の稲垣来泉の本作への出演が発表された。
本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの小説を、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などの前田哲監督が映画化した。血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった高校生・森宮優子が主人公。優子の同級生で淡い恋心を抱く存在で、天才ピアニストとして周囲から大きな期待をされている早瀬賢人役を岡田、石原演じる魔性の女性・梨花に関わる役どころを大森、市村が担当する。
特報映像では、血の繋がらない父と娘、血の繋がらない母と娘の姿が映し出され、物語の中には命を懸けた「嘘」と知ってはいけない「秘密」があることが紹介されている。優子の号泣シーンと「もう一度見て、もっと泣く」のコピーで締めくくられる。
原作者の瀬尾は今作について「キャストの方をお聞きし、最初は皆さん美しすぎるんじゃないかと思っていたのですが、短い予告編を見ただけで、小説の中にいた登場人物が実際に目の前に現れたようでドキドキしました。映画を観るのが楽しみです」とコメントしている。キャスト・原作者コメントの全文は以下の通り。(編集部・海江田宗)
■岡田健史
天才ピアニスト役ということで、彼にしかわからない欲望や悩みがあり、映画の中ではその悩みを解消していくことが描かれています。実は早瀬の要素の中に自分と近いものが発見できたのですが、それは“浮遊している”所です。少し変わったキャラクターですが、早瀬から生きる手がかりを得ることができました。永野さんとは同い年で初めての共演でしたが、彼女が先をいってくれればいってくれるほど、必死に追いかけながら芝居をするのが刺激的でした。同い年の方との共演は少ないので、とても恵まれた現場でした。ピアノも今回初めて挑戦しまして、クランクイン前から約4か月間ピアノの先生に習い、おかげでピアノはとても好きになりましたが、圧倒的に難しかったです。仕上がりがどのようになっているのか僕自身も楽しみです。
■大森南朋
前田哲監督の作品に久しぶりに参加できて嬉しかったです。脚本を読んだ時に、僕も騙されたので、そういう面白みが映像に出てくると思うと、一映画ファンとしても楽しみです。色々なエピソードが綴られているので、テンポの良い作品になるなと思うのですが、現場ではじっくりと芝居をしていたので、どういう仕上がりになるか。監督の手腕がすごく楽しみです。石原さとみさんは素敵な方です。あの石原さとみさんに翻弄される役どころでしたので、光栄です。また、来泉ちゃんは本当にいい子でした。監督の演出で、急にさっきと違う演技を本番でやってきて、監督から『大森さん、大丈夫でしょ?』と言われて『大丈夫ですよ』と返していましたが、内心はドキドキしていました。
■市村正親
非常に穏やかで落ち着いた日々の中、泉ヶ原を演じさせていただきました。私が演じた泉ヶ原は、非常に紳士でね、早くに妻を亡くし、子どもは外国に行ったっきり、大きな家で家政婦と2人で暮らしている中、梨花さんやみぃたんに出会い、彼の人生にも変化が訪れます。石原さとみちゃんは以前から面識があり、色んな作品で見ていて、いい女優さんだなと。初めて会った時とは違って、年齢を重ねられて、目の奥にある深みというかな、悲しみ、温かさ、色んな物を表現できる女優さんに成長されたんだなと感じました。
■原作者:瀬尾まいこ
この作品は自分でも「こんな気持ちを書きたかったんだ」と思えた大好きな作品なので、映画になるなんてとても嬉しいです。キャストの方をお聞きし、最初は皆さん美しすぎるんじゃないかと思っていたのですが、短い予告編を見ただけで、小説の中にいた登場人物が実際に目の前に現れたようでドキドキしました。映画を観るのが楽しみです。