A24『ライトハウス』7月9日公開決定 ロバート・パティンソン&ウィレム・デフォー不穏な場面写真
映画『ミッドサマー』『ムーンライト』などの秀作で知られるスタジオ・A24が製作した、ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーが共演するスリラー『ライトハウス』の日本公開日が7月9日に決定し、新たな場面写真が公開された。
本作は、1801年にイギリス・ウェールズで実際に起きた事件をベースに、ある孤島にやって来た2人の灯台守たちが、狂気と幻想に侵されていくさまを描いたスリラー。1890年代のニューイングランドの孤島で、4週間にわたる灯台と島の管理を任された年かさのベテラン、トーマス・ウェイク(デフォー)と未経験の若者イーフレイム・ウィンズロー(パティンソン)。初日からそりが合わずに衝突を繰り返す2人は、険悪な雰囲気のなか、突然の嵐により島に閉じ込められてしまう。
劇中、ほぼ全編に渡ってパティンソンとデフォーしか登場せず、閉鎖空間で繰り広げられる演技合戦も見どころ。場面写真では、“何か”に怯えるデフォーのカットを始め、2人が異常なテンションで宴会を繰り広げる様子や、一向に来ない迎えの船を待つ姿など、孤島での暮らしのなか、少しずつ平常心を失っていく様子が切り取られている。
メガホンを取ったのは、アニヤ・テイラー=ジョイ主演の『ウィッチ』(2015)で、不穏な17世紀のニューイングランドを映像化したロバート・エガース監督。人間の感情を際立たせるモノクロ映像や、サイレント時代を想起させるスタンダードサイズのスクリーンにこだわった映像美も高く評価され、第92回アカデミー賞で撮影賞(ジェアリン・ブラシュケ)にノミネートされた。
日本公開にあたり、本作ならではの試みとして、全国の公開劇場に暗闇で光る蓄光チラシを設置。一見するとただのモノクロのビジュアルが、暗闇で鈍く光り出す仕様となっており、数十枚に1枚だけ差し込まれた数量限定のチラシとなる。(編集部・入倉功一)
映画『ライトハウス』は7月9日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開
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