高山みなみ、1年越し『コナン』映画公開に満面の笑み「前回涙ぐんでしまったので」
映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』の公開記念舞台あいさつが17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、声優の高山みなみ(江戸川コナン役)、山崎和佳奈(毛利蘭役)、小山力也(毛利小五郎役)、池田秀一(赤井秀一役)、ゲスト声優の浜辺美波(石岡エリー役)が登壇。1年の延期を経て、昨日無事公開を迎えたことに高山は「長かったような短かったような1年でした」としみじみ語っていた。
アニメ「名探偵コナン」の劇場版シリーズ第24弾となる本作。世界最大のスポーツの祭典が開催される直前に起きた拉致事件にコナンが挑む姿が描かれる。
昨日、約1年の延期を経て初日を迎えると、興行収入は2019年に公開された前作『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』の初日との対比で144%という絶好のスタートを記録したことが発表された。高山は「映画を作り上げたスタッフ、キャストの思い、待っていてくださった皆さんの思いが、日に日に大きくなっているのが伝わってきました」と感無量の表情で語る。
4月6日に行われた完成披露試写会では、感極まって涙を浮かべた高山。「前回は思いが溢れすぎて涙ぐんでしまったのですが、今日はその分明るくいきたいです」と元気よく会場に宣言すると、言葉通り満面の笑みで軽快なトークを繰り広げた。山崎も「毎年、初日の舞台あいさつにうかがうと『映画が公開されたんだな』と実感していました。それが去年は映画がなく、改めて今年、この場に立って映画を観てくださった顔のお顔を見て、勇気やパワーをもらえていたんだなと気づかされました」と観客に感謝を述べていた。
高山や山崎の言葉にゲスト声優を務めた浜辺も大きく頷くと「わたしも毎年(劇場版『名探偵コナン』が公開される)春が来るのを楽しみにしていたので、1年間延期になって残念でしたが、その分熱量や愛が深く沁みています」と笑顔を見せる。
この日のフォトセッションでは、1年間待ち続けた全国のコナンファンから届いたメッセージをあしらった巨大ボードが登場。「この一年間、今日という日を本当に楽しみにしていました!」「皆さんが想いを込めた弾丸を全身で受け止めます!!!」「劇場版・名探偵コナンを映画公開日に観に行くのがライフワークです。今回もとても愉しみです!」といった熱いコメントが並ぶボードを見た高山は「全部読みたい」と降壇することを名残惜しそうにしていた。(磯部正和)