永野芽郁、初めましてで即殴り合い!規格外の撮影現場で距離の詰め方を学ぶ
女優の永野芽郁が21日、帝国ホテルで行われた映画『地獄の花園』の完成報告謝罪イベントに出席。共演者と初対面から殴り合うというシーンの撮影に「普段とは違う距離の詰め方ができました」と笑顔で語った。イベントには共演者の広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、遠藤憲一、小池栄子も出席した。
バカリズムが脚本を手掛けた『地獄の花園』は、普通のOLライフを送る直子(永野)の職場にカリスマヤンキーOLの蘭(広瀬)が中途採用されたことをきっかけに、全国のOLたちを巻き込んだ大騒動を描く物語。抗争に巻き込まれてしまう直子を演じた永野は、劇中でもかなりの立ち回りに披露しているとあり、「クランクインの4~5か月前からアクション練習を開始していました」と入念な準備で臨んだことを明かす。
それでも周囲の圧倒的なインパクトに翻弄されたという永野。「私は普通のOLの役で、格好も普通なのですが、みなさんがすごすぎて、どちらかというと精神的な戦いの方が大変でした。広瀬さんや小池さんは『初めまして』のあいさつの後に、すぐに殴り合うシーンの撮影で(笑)。普段とは違う距離の詰め方で、とても新鮮でした」と規格外の撮影を振り返った。
そんな永野の「普通ではなかった」という言葉通り、劇中の衣装で登場したキャストたちのビジュアルはかなり強烈。なかでもガーターにハイヒール姿の遠藤は「俺、今年還暦なんですよね」とぼやきつつ、「自分が抱いていた60歳のイメージってこういう感じじゃなかったので、人生って想像通りにいかないんだなって感じますね」と苦笑い。それでも遠藤は「でも、いくつになっても突飛な役をいただけるというのは嬉しいです。これからも『嘘だろ!』というような役をいっぱい演じていきたいです」と笑顔を見せた。
この日の会見は終始、和気あいあいとした雰囲気のなかで行われた。永野は「なにも考えずに笑ってもらえるコメディーになっています。このような時期に、楽しい映画をお届けできて嬉しいので、とにかく観てほしいです!」と作品をアピールした。(磯部正和)
映画『地獄の花園』は5月21日より全国公開