「おちょやん」千代が姿を消して1年、ラジオドラマのスタッフが懸命の捜索…21週のあらすじ
連続テレビ小説「おちょやん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)が4月26日から21週目を迎える(以下、今後のあらすじに触れています)。
「おちょやん」は、大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代(杉咲花)が、女優の道をひたむきに駆け上がっていく姿を描く物語。4月26日からは第21週「竹井千代と申します」に突入する。
千代が鶴亀新喜劇を辞め、道頓堀を去ってから、1年の月日が経った。鶴亀新喜劇にも、千代の行方を知る者はいない。一平(成田凌)と灯子(小西はる)の間には男の子が誕生し、新しい生活が始まっていた。
その頃、NHK大阪ではラジオドラマ「お父さんはお人好し」の企画会議が開かれていた。脚本家の長澤誠(生瀬勝久)は、お母さん役に映画やラジオドラマなどで大活躍する有名女優にやってもらいたいと考えていた。戦争で失われた家族の団らんを取り戻すために一人でも多くの人に聞いてもらいたい。だからこそ、全国的に知名度のある女優に出演してほしいという考えだった。
しかし、お父さん役を務める漫才師の花車当郎(塚地武雅)は、竹井千代に自分の相手役をやってほしいと主張。当郎は戦争中の防空壕のなかで、一度だけ千代と話をしたことがあったのだ。その時の印象が頭から離れず、どうしても千代と共演したいという。困ったNHK大阪のディレクターたちは、片っ端から聞き込みを行い、千代を探し始める。
すると、千代が京都にいて、親子で暮らしているという情報が入る。番組のプロデューサーとディレクターが千代を訪ねて、ラジオドラマの出演を依頼するが、もう役者は辞めたのだとあっさりと断る千代。今度は花車当郎が千代の家を訪ね、千代に自分と夫婦になってほしい、と切り出すのだった……。
なお、「おちょやん」の最終回は5月14日(15日は最終週の振り返り)の予定となっている。(編集部・大内啓輔)