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佐野勇斗、憧れの「ドラゴン桜」に重要な役で出演も「満足したことは一度もない」仕事に対する熱い思い

佐野勇斗
佐野勇斗

 現在放送中の日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系・日曜よる9時~)で、阿部寛ふんする主人公・桜木建二の元教え子・米山圭太を演じている俳優の佐野勇斗。劇中、米山は先生や生徒たちとは違う立ち位置で、物語にミステリアスな色を加えている。そんな重要な役に挑む佐野が「役者という仕事に興味を持つきっかけの一つになった」という「ドラゴン桜」への思いや、仕事に対するシビアな考え方などを明かした。

佐野勇斗演じる「ドラゴン桜」キーパーソンの米山【写真】

 2005年に連続ドラマとして放送され、人気を博した「ドラゴン桜」。当時小学生だった佐野はドラマを観て、漠然と俳優という仕事への興味が湧いたほど、強いインパクトを受けた作品だった。16年というときを経て新シーズンの製作が決定し、佐野にもオーディションを受けるチャンスが巡って来た。

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 「ドラマのファンとしては、続編がドラマ化されるということだけでも嬉しかったのですが、まさか出演するチャンスが自分にもやってくるとは思ってもいなかったので、まずオーディションに参加させてもらえることが嬉しかったです。さらに自分が『ドラゴン桜』に出演できると聞いたときは、本当に夢なのかと思うぐらいでした」

 米山というキャラクターは、桜木の元教え子であり、桜木が教壇から遠ざかるきっかけの一端なった人物という描写があったが、全貌は明らかになっていない。佐野自身も「まだ先の台本をもらっていないので、つかめないところがある」と語るが、「現時点では『ドラゴン桜』っぽくないというか、結構シリアスな役どころを任せてもらえているので、しっかりと作品のスパイスになれれば」と意気込む。

 小学生当時からハマっていたという「ドラゴン桜」の魅力を問うと「純粋に登場人物が格好いいというのもありますが、やっぱり男なので、弱かったりダメだったりした人が、成長して強くなっていくストーリーって憧れるんです。最初はヤンキーみたいで落ちこぼれと言われていた人が、東大に合格するまでになる……というのはたまらないですよね」と回答する。

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横顔もキレイ

 成長が実感できるという意味では、佐野自身も2015年に俳優デビューした映画『くちびるに歌を』以来、映画やドラマへの出演し、順調に役者としてのキャリアを重ねてきているが「まだまだ全然です」と自身の評価は辛口だ。

 続けて佐野は「なりたい自分像が高いのかもしれませんが、これまで『満足したな』と思ったことは一度もないんです」と苦笑いを浮かべる。特に「東京に上京して、芸能界で仕事をさせてもらうようになった10代のときは、ずっと焦っていました」と振り返ると「いまでこそ、そこまで追い詰められたような感じはないですが、プライベートのときでも、常に『こういうことはなにか仕事に活かせるかもしれない』という感じで、ずっと頭のなかには仕事のことがあるんです」と打ち明ける。

 現状に満足せず、常に高みを目指しているという佐野。そんな彼が「これまでたくさん素敵な方とお会いしていますが、そのなかでもびっくりするぐらい格好いいです」と羨望の眼差しを向けるのが阿部だ。

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 「普段僕は、すごく憧れの人でも、意外と臆せずいけるタイプなので、阿部さんにも大丈夫かなと思っていたのですが、初めてお会いしたときはめっちゃ緊張してしまいました。それぐらいオーラがあって色気もある。それでいて、すごく寛容な感じで気取っていない。本当に格好良かったです」と笑顔を見せる。

 多くの刺激を受けながら臨んでいる「ドラゴン桜」。佐野は「こうしたコロナのご時世もあり、世界中にどこかナイーブというか、あきらめが充満しているように感じられるんです。でもこの作品には、あきらめずに頑張る力やエネルギーが満ち溢れています。一人でも多くの方に観ていただき、元気になってもらえたら」と力を込めていた。(取材・文・撮影:磯部正和)

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