ワンダーウーマン女優、アベンジャーズ監督に「キャリアを惨めなものにしてやる」と脅されたと告白
ワンダーウーマン役で知られる女優のガル・ガドットが、DC映画『ジャスティス・リーグ』(2017)の再撮影で監督のジョス・ウェドンから「おまえのキャリアをみじめなものにしてやる」と脅されたという。ガル本人が、故郷イスラエルのメディアN12に告白した。
マーベル映画『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』を成功させたウェドンは、身内の不幸を理由に降板したザック・スナイダー監督の後任として『ジャスティス・リーグ』に参加。再撮影・編集を担い映画を完成させたが、昨年、サイボーグ役のレイ・フィッシャーがウェドンの撮影現場での振る舞いについて「キャストやクルーに対する扱いは下劣で、虐待的で、プロ失格。全く受け入れられなかった」と批判し、ガルやアクアマン役のジェイソン・モモアも声を上げたレイをサポートしていた。
今年4月には The Hollywood Reporter が関係者の話として、ガルもウェドンから被害を受けていたと報道。ウェドン版『ジャスティス・リーグ』でのワンダーウーマンは先んじて公開される単独映画『ワンダーウーマン』(2017)での彼女とは違ったものになってしまっていると心配し、あるセリフを言うのを嫌がったガルに、ウェドンが「わたしこそが脚本家なのだから黙ってセリフを言え、この映画でおまえをものすごくバカに見せることもできるんだぞ」と脅したと伝えていた。
その際は「問題はありましたが、ワーナー・ブラザースが迅速に対処してくれました」と声明を出すにとどめたガルだが、今回N12に「彼(ウェドン)はわたしのキャリアを脅かしました。もしわたしがあることをすれば、わたしのキャリアを惨めなものにしてやると言ったのです」と実際に脅しがあったことを認めた。ウェドンは今回の件についてコメントしていない。
『ジャスティス・リーグ』に関しては、ファンやキャストのサポートを得てスナイダー監督によるディレクターズカット版も制作された。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は5月26日よりダウンロード販売&デジタルレンタル先行配信、6月25日より 4K ULTRA HD &ブルーレイが発売される。(編集部・市川遥)