ホラー『ソウ』シリーズ第9弾が首位デビュー!
全米ボックスオフィス考
先週末(5月14日~5月16日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、人気ホラー映画『ソウ』シリーズ第9弾『スパイラル(原題) / Spiral』が興行収入875万34ドル(約9億6,250万円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
猟奇殺人鬼ジグソウが仕掛ける世にも残虐なゲームを描いた『ソウ』シリーズの新章となる本作。クリス・ロック、サミュエル・L・ジャクソン、マックス・ミンゲラら出演で、ジグソウの模倣犯を捕まえようとする警官たちの姿を追う。監督は、『ソウ2』『ソウ3』『ソウ4』と手掛けたダーレン・リン・バウズマンだ。
アンジェリーナ・ジョリー主演スリラー『ゾーズ・フー・ウィッシュ・ミー・デッド(原題) / Those Who Wish Me Dead』は興収283万0,000ドル(約3億1,130万円)と振るわず3位デビュー。アンジーがふんしたのは少年を殺し屋たちから守るために闘う森林消防隊員で、『ウインド・リバー』のテイラー・シェリダン監督作だ。同作は劇場公開と同時にワーナーの動画配信サービス「HBO Max」でも追加料金なしで鑑賞できるようになったため、『ゴジラvsコング』や『モータルコンバット』のようなアクション大作ではないということで(どちらも同時配信でもヒット)、配信で済ませた人が多いのかもしれない。
公開4週目の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は興収177万ドル(約1億9,470万円)で前回からツーランクダウンの4位。累計興収は4,190万ドル(約46億900万円)となった。(編集部・市川遥)
5月14日~5月16日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『スパイラル(原題) / Spiral』
2(1)『ラス・オブ・マン(原題) / Wrath of Man』
3(初)『ゾーズ・フー・ウィッシュ・ミー・デッド(原題) / Those Who Wish Me Dead』
4(2)『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
5(5)『ラーヤと龍の王国』
6(4)『ゴジラvsコング』
7(3)『モータルコンバット』
8(初)『ファインディング・ユー(原題) / Finding You』
9(初)『プロファイル(原題) / Profile』
10(7)『ヒア・トゥデイ(原題) / Here Today』