ムロツヨシ「ハコヅメ」で戸田恵梨香＆永野芽郁の上司役　再共演に「おっと、っと」

　俳優のムロツヨシが、戸田恵梨香＆永野芽郁主演の7月期新ドラマ「ハコヅメ～たたかう！交番女子～」（日本テレビ系、水曜よる10時～）に出演することが明らかになった。ムロが演じるのは、ワケあり元エース刑事・藤聖子（戸田）とひよっこ警察官・川合麻依（永野）の直属の上司・伊賀崎秀一。戸田とは「大恋愛～僕を忘れる君と」（2018）で夫婦役、永野とは「親バカ青春白書」（2020）で親子役を務めており、ドラマの企画書で二人の写真を見た時の第一声は「おっと、っと」だったという。

【写真】お似合いすぎ！戸田恵梨香×ムロツヨシのウエディングショット

　本作は、「モーニング」（講談社）で連載中の泰三子によるコミック「ハコヅメ～交番女子の逆襲～」を原作とする交番エンターテインメント。ハードな交番勤務で身も心もボロボロな警察官・麻依が、パワハラで交番に異動させられたという元エース刑事の聖子とペアを組み、事件や雑務、恋に奮闘していくさまを描く。共演には三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬、平山祐介、千原せいじが名を連ねている。

　ムロが演じる町山交番の交番所長・伊賀崎秀一は、聖子と麻依の直属の上司であり、部下からは「ハコ長」と呼ばれている。とにかく楽に仕事をすることを第一優先としており、「最小限かつ無難に仕事をこなす」ために署内の未解決事件は全て頭に入っている。見た目は“ただのいい人おじさん”だが、誰よりも二人のことを考えて見守っており、聖子が悩んでいる時や麻依が失敗した時はさりげなくフォローする。

　夫婦を演じていた戸田と、親子役を務めていた永野との再共演。ムロは「『ハコヅメ』の企画書が届きました。2人の女性警察官の上司、交番所長、通称“ハコ長”の役で、2人のことを見守る存在です、と書いてある。次のページをめくると、2人の女性警察官役の役者さんの写真が。『おっと、っと』第一声がそれです」と驚きを隠せなかったそうだが、「私がここにいるべきか少しばかり考えましたが、私という役者を知ってくれている“元嫁役元娘役”であることは間違いなく、そして何と言っても原作の面白さ、脚本も秀逸であり、これはお引き受けする以外ないと決断しました。“元嫁役元娘役”なんていう6文字を初めて使いましたが、忘れてください」と出演にあたって信頼関係を築いている二人の存在も大きかったという。

　ドラマについて「全力でいきます」と意気込んだムロは、「まずは見守るべき2人の女性を前にどうするか、もしかしたらどうもしなくて良いのかもしれません。良いオモシ（重し、オモシロイ）になりたいと思いますが、そんなことよりも今回、私は置き物で良いのか、と。2人のどこかになんとなくいる置き物。近からず遠からずそこにある置き物。いつからいた？　あった？　この置き物？　ま、ないよりあったほうがいいか、ね？　うん。そんな置き物に私はなりたい」とコメントしている。（編集部・倉本拓弥）