役所広司『峠 最後のサムライ』再延期 新たな公開予定は2022年想定
24日、 2021年7月1日に封切り予定だった、役所広司主演の映画『峠 最後のサムライ』の公開が再び延期されることが決定した。新たな公開日は未定で、製作委員会では「来年2022年を想定しております」と発表している。
本作は当初、2020年9月25日公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年6月18日に公開を延期。その後、さらに7月1日に公開日を変更していた。
3度目の延期について、製作委員会並びに、配給の松竹、アスミック・エースは「今般の緊急事態宣言の延長や対象エリアの拡大などを鑑みまして、関係者内で慎重に検討を重ねました結果、一人でも多くの方により良い環境でこの作品を届けたいとの想いから、再度、公開を延期することを決定いたしました」と説明。新たな公開日は、決定次第公式サイトで告知される。また、購入済みの前売り券(ムビチケカード)は、延期後も使用できる。
本作は、『蜩ノ記(ひぐらしのき)』の小泉堯史監督が司馬遼太郎の歴史小説「峠」を映画化。役所は、戊辰戦争において東軍西軍のどちらにもつかず、武装中立を目指し、和平を願って談判に挑んだ越後長岡藩の筆頭家老・河井継之助を演じる。脇を固めるキャストには、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、AKIRA、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、山本學、吉岡秀隆、仲代達矢という豪華な面々がそろった。(編集部・入倉功一)