「ドラゴン桜」謎多き元教え子…米山役の佐野勇斗に注目！
ドラマ「ドラゴン桜」（TBS系・日曜よる9時～）で、阿部寛ふんする伝説の弁護士・桜木建二の元教え子である米山圭太を演じる佐野勇斗。ミステリアスな役どころで存在感を示す佐野に改めて注目したい。
本作は三田紀房による漫画「ドラゴン桜2」が原作。元暴走族の弁護士・桜木（阿部）が、元教え子で現在は弁護士の水野直美（長澤まさみ）と共に、偏差値32で経営破綻寸前の龍海学園で新たな生徒たちに向き合っていく。佐野が演じる米山は、桜木の元教え子。高校時代に桜木に心酔して東大受験に挑むも失敗。浪人を経て東大に合格し、再び桜木の前に現れるというキャラクターだ。
米山は、2年前に桜木が教えたクラスでただ1人の不合格者となり、桜木の目前で自殺未遂をした過去がある。桜木が教壇から遠ざかるきっかけの一端ともなり、双方の心に大きな傷を残したと思われるこの事件だが、2年が経ち再会するシーンでは和やかに会話を交わしていた。一方で、米山は強い復讐意識を持って、何らかの目的のために行動をしている様子が意味ありげに描かれている。いまだ謎多き彼は、今後のストーリーにおいても重要な役割を担いそうだ。
その米山役の佐野は、俳優として躍進しながら、ボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーとしても活躍している。2015年に俳優デビューしてから、ドラマ「砂の塔～知りすぎた隣人」や映画『ちはやふる －結び－』などに出演して注目を浴び、『青夏 きみに恋した30日』『凜－りん－』『小さな恋のうた』など主演映画が次々と公開された。
今年はドラマ「賭ケグルイ双（ツイン）」（Amazon Prime Video にて配信中）やヒット映画の続編『かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～ ファイナル』（8月20日公開）といった話題作が続く。TBS日曜劇場には、今作「ドラゴン桜」に続けて、7月スタートの鈴木亮平主演ドラマ「TOKYO MER～走る緊急救命室～」にも出演する。
2005年に第1シリーズが放送され、人気を博した「ドラゴン桜」。当時小学生だった佐野もドラマを観ていたといい、オーディションを経て出演が決まった際には夢かと思うほど喜んだそう。インタビューでは、作品を象徴する桜木の授業シーンとは雰囲気の変わるシリアスな場面で顔を見せる役柄について、「しっかりと作品のスパイスになれれば」（5月3日掲載シネマトゥデイニュースより）と意気込んでいた。（編集部・小山美咲）