『リトル・マーメイド』セバスチャン声優、74歳で死去
ディズニー・アニメーション映画『リトル・マーメイド/人魚姫』(1989)のセバスチャン役で知られた俳優のサミュエル・E・ライトさんが現地時間24日、死去した。74歳だった。
サミュエルさんの娘が The Hollywood Reporter に語ったところによると、彼は前立腺がんと診断されて3年にわたる闘病生活を送り、24日の夜にニューヨーク・ウェルデンの自宅で安らかに息を引き取ったという。
サミュエルさんが『リトル・マーメイド/人魚姫』で声を担当したセバスチャンは、海の王国に住む宮廷音楽家にして、アリエルのお目付け役でもあるカニ。名曲「アンダー・ザ・シー」を歌ったのも彼で、同曲はアカデミー賞にも輝いている。サミュエルさんはその後のシリーズでも同役を務めた。
クリント・イーストウッド監督の『バード』(1988)で伝説的なジャズミュージシャンのディジー・ガレスピーを演じたほか、ブロードウェイでの活躍でも知られたサミュエルさん。ブローウェイ版「ライオン・キング」のムファサ役などで2度のトニー賞ノミネートを果たしている。(編集部・市川遥)