浜辺美波の底知れない魅力!『賭ケグルイ』起用理由をP明かす
映画『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(公開中)で主演を務める浜辺美波の起用理由と魅力について、プロデューサーである松下剛が明かした。
浜辺美波の振り切った演技!前作『映画 賭ケグルイ』フォトギャラリー
アニメ化もされた人気漫画を浜辺主演で2018年に実写ドラマ化し、人気シリーズとなった「賭ケグルイ」は、ギャンブルの強さで生徒の階級が決まる私立百花王学園を舞台に、“賭け狂い”である夢子(浜辺)の活躍を描く。松下プロデューサーは実写化にあたり、夢子について「現実からかけ離れた役なので、その振り幅を芝居のキャパとして持ちながら主人公としての存在感も発揮できる人、という針の穴を通すようなキャスティングだと感じていました」と演じることがとても難しい役柄だと考えていた。
浜辺に夢子役のオファーをしたのは、『君の膵臓をたべたい』(2017)の公開前。「当時から可愛らしいルックスと清楚な印象で、ド王道の学生役をやられていた印象でしたが、お芝居を拝見すると浮ついていない芯の強さや、今っぽくはない古風な佇まいを感じられて、実は今見えている姿と役は彼女の中のほんの一部でしかないのではないか、奥底に自らの印象をガラッと裏切れるような一面を持ち合わせているのではないか、それを夢子という役を通じて吐き出せたら、作品として素晴らしいものになるのではないか」と起用した理由を説明する。
実際、浜辺の演技は制作陣の想像を遥かに上回るものだったそう。「ドラマシーズン1の第1話、夢子が初めて賭け狂うシーンでは、その豹変っぷりに撮影現場で演技を見ていて文字通り鳥肌が立ちました。英勉監督も、横にいた高杉真宙さんも同様に生涯忘れられない瞬間として度々挙げているほど。たまげました」と衝撃を振り返り、「きっと努力も研究も練習もたくさんしていながら、浜辺さんは全くそれを外に出さずにサラッとすごいことをする女優さんで、知り合って4年経つ今も、全く底が知れません」と称賛する。
浜辺の振り切った演技が本作の見どころの一つとなっているが、「何度も脚本で想像していたイメージをドーンと突き抜けたお芝居を見せてくれています。彼女の最大の魅力は、そういうリミッターが外せるところになるのではないか」と分析し、「自分の見え方や印象を完全に把握した上で、普通こう来る、ということも理解した上で、そうではない、一番驚きと煌きのある選択ができる女優さんだと思います。まだまだたくさん浜辺さんのお芝居が見たいです」と今後の活躍に期待を寄せていた。
劇場版第2弾となる本作では、夢子(浜辺)がかつて学園を滅ぼした最凶のギャンブラー・視鬼神真玄(藤井流星)と壮絶なギャンブルバトルを繰り広げる物語が展開する。(編集部・梅山富美子)