「機動戦士ガンダムSEED」新プロジェクト始動!劇場版中心に外伝コミックなど展開
バンダイナムコグループは28日、2022年に放送20周年を迎えるテレビアニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited」を始動すると発表した。2006年に発表されていた劇場映画の制作をはじめ、シリーズ新作ゲームの開発、外伝コミックの展開などが予定されている。
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2002年にテレビ放送を開始した「機動戦士ガンダムSEED」は、21世紀に入って初めて制作された「ガンダム」のテレビシリーズ作品。架空の紀元コズミック・イラ(C.E.)における、遺伝子操作を受けた人類・コーディネイターと、操作を受けていない人類・ナチュラルの対立を背景に、軍事組織ザフトと地球連合軍の争いに巻き込まれたコーディネイターの少年キラ・ヤマトの葛藤が描かれる。
新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited」では、2006年に発表された、テレビシリーズの続編となる劇場映画の制作を中心に、さまざまな企画の実施を予定。劇場版については、福田己津央監督のもと鋭意制作中とされており、公開時期などの詳細は今後発表される。
また、中国・上海にオープンした「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」では、劇中の登場モビルスーツ・フリーダムガンダムの実物大立像を設置。 28日には、立像のオープニングセレモニーが実施された。ららぽーと壁面の大型LEDビジョンには、福田監督の演出による新作アニメーションが映し出される。同店では、大型イベント「GUNDAM docks at Shanghai」も7月11日まで開催される。
さらに、「機動戦士ガンダムSEED」シリーズMSV(モビルスーツバリエーション)の新企画として、外伝作品「機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE」をコミックで展開。C.E.72年を舞台に、ODR(オーダー)と呼ばれる部隊に所属したパイロットたちを描いた作品となり、国内では「ガンダムエース」9月号(7月26日発売)より連載開始。海外向けには、ガンダム公式ポータルサイト「GUNDAM.INFO」にて展開される。8月には、主役モビルスーツ「MVF-X08 エクリプスガンダム」のマスターグレード(MG)シリーズにおける立体化も決定している。
「GUNDAM SEED PROJECT ignited」は、バンダイナムコグループが「機動戦士ガンダム」シリーズのIP軸戦略を進化させるべく発足した「ガンダムプロジェクト」を主体とした企画となり、同社では「今後、『ガンダムプロジェクト』を中心として、ガンダムによるグループ事業強化と同時に、グループ外との連携も強化してグループ内リソースのイノベーションを図り、『機動戦士ガンダム』シリーズのIP価値を向上させ、世界最大級のIPとして成長させることに取り組んでまいります」としている。(編集部・入倉功一)