恒松祐里、清原果耶との掛け合いは「心地よい空気感で演じられた」
連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか)で、ヒロイン・百音の同級生で幼なじみの野村明日美役を務める恒松祐里。ヒロインを演じる清原果耶との掛け合いを振り返った。
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連続テレビ小説の第104作「おかえりモネ」は、宮城県は気仙沼に生まれ育ち、登米で青春を送る永浦百音(清原)が気象予報という仕事を通じて、人々に幸せな未来を届けていく姿を描く物語。現在は第3週「故郷(ふるさと)の海へ」に突入し、気仙沼の実家へ帰省した百音の姿が描かれている。
恒松が演じる明日美は、百音とは保育園からいつも一緒にいた一番の幼なじみ。明るい性格で、よく喋る。現在は仙台の大学で学生生活を謳歌中だが、物心ついたときから思い続けている亮には振り向いてもらえない、という役どころ。
朝ドラへの出演は、2015年前期に放送された「まれ」に続いて。今回の「おかえりモネ」の出演については「オーディションの時も明日美ちゃんの役を演じていて、この役をやりたいなと思っていました。すごい受かりそうな気がしていて(笑)。喋り方のテンポとかテンションが上がり方、あとは明るく見えて意外と考えている時は考えているところとか、私の性格と似ている部分があるなと感じました。陰と陽のバランスが私と似ている気がします」と役との共通点を明かす。
「自分でお芝居をやっていて気持ちよかったですし、明日美ちゃんの感覚とか掴みやすかったです。これは絶対に受かって、ずっとこの子の役でお芝居できたらすごく楽しいんだろうなと思っていました。オーディションもあまり緊張するというよりは楽しみながらお芝居していました。だから受かった時はとてもうれしかったです」
現在放送中の3週目では、百音たち幼なじみたちの仲良しぶりが描かれているが、なかでも「亀島で吹奏楽のセッションをするシーンがすごい楽しかったなぁと思います。達成感もあって、幼なじみや吹奏楽部の仲間も含めて全員で頑張ったぞという気持ちになりましたね」と振り返る。「あとは、やっぱりモネと二人で布団に寝転がって本音を語り合うシーンは、お芝居的にもちゃんと繊細に演じようと思ったところでもありますし、実際に、果耶ちゃんとの掛け合いなど、すごい心地よい空気感で演じられたので、注目して観てほしいシーンです」
そんななか、永瀬廉が演じる亮への思いも気になるところ。「りょーちんは罪な男ですよね(笑)。りょーちんは優しくて、かっこよくて、明日美ちゃんの心をずっと叩いているんだと思うんです。でも、本人に全くその自覚もないし、明日美ちゃんのことも全然好きにならなそうだし、なんかもう複雑ですね、本当に!(笑) でも、明日美ちゃんは全然ジメジメしていない性格ですし、彼女の意地でもあると思います。ドラマでは描かれることはないと思うけれども、本人はきっと悲しみや悔しい思いがあったはず。そういうのをおさなじみの前で見せない性格で、それが明日美ちゃんの強さであるかなと思います」と分析している。
恒松は2019年に配信されて話題となったNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」の続編となるシーズン2でヒロインを演じることも決定しているなど、熱い視線を浴びる注目女優。2005年のドラマ「瑠璃の島」で子役としてデビューし、2009年公開の『キラー・ヴァージンロード』で映画初出演を飾った。以降、現在に至るまで映画やドラマにコンスタントに出演を果たしている。「おかえりモネ」ではヒロインの親友役というキーパーソンを演じているが、今後のさらなる活躍が期待される。(編集部・大内啓輔)