『クルエラ』柴咲コウ、吹き替えの反響に笑顔!「声としては合格点」
女優の柴咲コウが10日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた映画『クルエラ』の公開記念舞台あいさつに出席。主人公・クルエラの日本版声優を務めた柴咲は、映画公開後の好反響に笑顔を見せていた。この日は、同じく日本版声優の塩田朋子(バロネス役)も登壇した。
ディズニー・アニメーション『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン・クルエラの誕生秘話を描いた本作。1970年代のロンドンを舞台に、デザイナーを目指すエステラ(エマ・ストーン)が、カリスマファッションデザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)との出会いをきっかけに、邪悪なクルエラへと変貌する姿を描く。
5月27日に日本で劇場公開されると、エマ演じるスタイリッシュなクルエラに多くの称賛が寄せられた。クルエラの吹き替えを担当した柴咲も、「周囲の友人などが『合っていましたよ』と感想を送ってくれました」と反響をもらったことを明かすと、自身初となる実写映画の声優について「柴咲コウが前面に出るような吹き替えはしたくなかったのですが、感想のなかには、私の生き方とリンクするところがあったよと言っていただける方もいて、嬉しかったです」と笑顔を見せていた。
「声に違和感があったら、演じている役者さんの芝居がすべて台無しになってしまう」と強い思いでアフレコに臨んだ柴咲は、監督からOKが出ても、納得できない部分は何度も撮り直した。ストイックに取り組み完成した日本版について、柴咲は「実写を含めて、自分が出ている作品は、どうしてもアラ探しをしてしまう」と苦笑いを浮かべるが、本作については「意外と客観的に見られました。声としては合格点だったかなと思います」と手応えを語っていた。
映画公開時、東京では閉館中の劇場が多かったが、この日は観客の前で舞台あいさつが行われた。柴咲は「ようやく皆さんのお顔が拝見できて嬉しいです」と笑顔を浮かべると、「まだ100パーセントお客さんを入れての上映は難しい状況ですが、エンターテインメントは活力になるので、存分に楽しんでほしいです」と映画の力に思いを馳せていた。(磯部正和)
映画『クルエラ』は劇場公開中、ディズニープラスプレミア アクセス公開中(※プレミア アクセスは追加支払いが必要