シリーズ第3弾『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』首位デビュー!
全米ボックスオフィス考
先週末(6月4日~6月6日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ホラー映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』が興行収入2,401万ドル(約26億4,110万円)で初登場1位に輝いた。劇場公開と同時にワーナーの動画配信サービス「HBO Max」でも追加料金なしで配信されたものの、予想を上回る興収を上げる強さを見せた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
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同作は、心霊研究家ウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン&ヴェラ・ファーミガ)を主人公にした『死霊館』シリーズ第3弾。今回も実在の事件がベースとなっており、1981年を舞台に、殺人を犯しながらも「ぜんぶ悪魔のせい」と無罪を主張する男にまつわる怪奇にウォーレン夫妻が挑む。『ラ・ヨローナ ~泣く女~』のマイケル・チャベス監督がメガホンを取った。なお、『死霊館』シリーズからは『アナベル』シリーズや『死霊館のシスター』といったスピンオフが数多く誕生して一大ホラーユニバースを形成しており、シリーズ累計世界興収は19億ドル(約2,090億円)となっている。
5月中旬からは『ソウ』シリーズ第9弾『スパイラル(原題) / Spiral』が2週連続で首位、その後『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』が首位、そして今回の『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』の首位と、ここまで全米ボックスオフィスランキングの首位はホラー映画が独占している。
4位には、ドリームワークス・アニメーションの『スピリット・アンテイムド(原題) / Spirit Untamed』が興収620万ドル(約6億8,200万円)で初登場。2002年のアニメーション映画『スピリット』のスピンオフであり、Netflixのスピンオフシリーズ「スピリット: 自由に駆け抜けて」に基づいた作品だ。(編集部・市川遥)
6月4日~6月6日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』
2(1)『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
3(2)『クルエラ』
4(初)『スピリット・アンテイムド(原題) / Spirit Untamed』
5(3)『ラーヤと龍の王国』
6(5)『ラス・オブ・マン(原題) / Wrath of Man』
7(4)『スパイラル(原題) / Spiral』
8(7)『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
9(6)『ゴジラvsコング』
10(8)『ドリーム・ホース(原題) / Dream Horse』