神木隆之介、木村昴から「コミュ力モンスター」と驚かれる
俳優の神木隆之介が20日、都内で行われた映画『100日間生きたワニ』(7月9日公開)オンラインヒット祈願イベントに出席し、共演者から「コミュ力モンスター」と人懐っこい性格を称賛された。イベントには、木村昴、ファーストサマーウイカ、上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督、VTRで中村倫也も参加した。
【写真】 神木隆之介の距離の詰め方に脱帽 !ヒット祈願イベント
本作は、SNSで100日にわたって投稿された、きくちゆうきの4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」をアニメ映画化。漫画ではワニが生きた100日間が描かれたが、映画では、ワニの生きた何げない日常と、ワニがいなくなった後の仲間たちの姿が描かれる。この日は 茨城県の吉田神社をオンラインで繋ぎ、宮司と共に祈祷を行った。
オリジナル要素の多い作品。主人公ワニの声を務める神木は完成した映画を鑑賞し「キャラクターが愛おしかった」と発すると「その可愛らしさのなかに込められたメッセージが、僕のなかですごく刺さりました。しかも、観た人それぞれが、違うものを感じ取れるような深い作品」と感想を述べる。
続けて神木は、映画オリジナルキャラクターである山田裕貴演じるカエルについて「一見明るいように見えるカエルですが……」と話し出すと、上田監督をはじめ登壇者が慌てて立ち上がり「それ以上話すとネタバレになっちゃう……」と神木を制止する場面も。
早い段階から4コマ漫画を読んでいたという上田監督は、連載30日目ぐらいで、本作を実写映画化したいと企画を出したという。実際はアニメ映画としてふくだ監督と共作になったが、オリジナル要素もふんだんに取り入れている。そんな監督がこだわったのが、ワニ、ネズミ、モグラたちの幼なじみ感。アフレコも神木、中村(ネズミ役)、木村(モグラ役)が集まり、掛け合いで収録された。
神木は「監督からは、本当の幼なじみの距離感を意識してほしいと言われたんです」と演出方法を述べると、アニメ作品にありがちな、滑舌良い発声ではなく、あえて普段いる仲間と話しているような、ダラダラしたようなけだるさで、仲間感を出したという。
実際、ネズミを演じた中村とは過去に共演作があり、仲が良かったという神木。さらに生配信を観ていた視聴者から、木村との関係を聞かれた神木は、神木が小学生、木村が中学生のとき『映画ドラえもん のび太の恐竜2006』で共演経験があり、兄のように仲良くしてもらっていたことを明かす。
久々の再会となった神木と木村。木村は「久々で僕がかしこまっていたら、『昴くん、元気? お久しぶり』って。本当にすごい距離を詰めてきてくれて……。さすがのコミュ力モンスターですよ」と神木のコミュニケーション能力の高さに脱帽。神木は「僕のなかでは『ドラえもん』の当時から時間が止まっていたので、『久しぶり~隆ちゃん!』って来ると思っていたのですが、すごく丁寧にあいさつされて……」と苦笑いを浮かべていた。
またこの日は今月29日に誕生日を迎える木村にバースデーケーキのサプライズが。大喜びする木村に神木は、写真撮影で中央に行くように仕切るなど、コミュ力モンスターぶりを発揮していた。(磯部正和)