須藤蓮×渡辺あやが青年たちの情愛描く『逆光』予告編
俳優の須藤蓮が監督・主演を務めた映画『逆光』の予告編が公開された。
本作は、映画『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』や、連続テレビ小説「カーネーション」の脚本を手掛けた渡辺あやと、NHKドラマ「ワンダーウォール」で主演を務めた俳優の須藤蓮が企画したオリジナル作品。渡辺がオリジナル脚本を書き下ろし、須藤が監督を手掛ける完全な自主企画映画として制作され、1970年代の尾道を舞台に二人の青年の情愛が官能的に描かれる。須藤が故郷の尾道に帰省する主人公・晃を自ら演じ、晃が憧れる大学の先輩・吉岡役を中崎敏が務めている。
公開された予告編では、真夏のまぶしい陽光のなか、愛憎渦巻く青年たちの複雑な感情が繊細な官能美によって描き出されている。音楽を連続テレビ小説「あまちゃん」や映画『花束みたいな恋をした』などにも参加した大友良英が担当している。
また、撮影地の尾道では7月17日より先行公開が決定しており、全国でも順次公開される。また、映画のクラウドファンディングも実施中。「須藤は広島県尾道市で撮影された本作の上映を尾道からスタートします。つまり『地方から東京へ』という配給展開を実現することで、新たな映画体験の可能性を掘り起こしたい。そのための自主配給の資金を募るプロジェクトです。ご協力のほど、よろしくお願いいたします」とコメントを寄せている。(編集部・大内啓輔)