アニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』制作決定、監督は岡田麿里
アニメーション映画『アリスとテレスのまぼろし工場』の制作が決定し、特報映像やティザービジュアルなどが公開された。
監督を務める岡田麿里は、『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『先生! 、、、好きになってもいいですか?』などの脚本家としても知られ、アニメーション監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』で高い評価を得た。『この世界の片隅に』で数々の賞を受賞したMAPPAがアニメーション制作を担当し、本作が初のオリジナル劇場作品となる。
本作について岡田監督は「曖昧な世界でもがく少年少女達が、“恋心”を武器に運命と戦う物語です。信頼するスタッフとともに、地に足がついていながら挑戦的な、このチームでしかできないアニメーション映画を追及したいと思っています」と意気込みをコメントした。
公開された特報映像には、ピアノの旋律が流れる中、「あたりまえの世界は 恋することで 終わりを告げる」の文字が浮かぶ。さらに、少年と少女の葛藤を思わせる描写やファンタジックな映像が映し出され、ラストには泣き声のような叫び声が響き渡る。合わせて公開されたティザービジュアルからも、本作の美しいがどこか棘のある独特の作風が伝わってくる。(今井優)