芳根京子が舞い、操る!『Arc アーク』本編映像公開
映画『Arc アーク』(公開中)より、本作の映像化において重要なシーンとなった主演の芳根京子がある技術を披露する本編映像が公開された。
本作は、SF作家ケン・リュウの短編小説「円弧(アーク)」をもとに、不老不死が現実となった近未来で初めて永遠の命を得た女性・リナ(芳根)の半生を描く物語。監督を『蜜蜂と遠雷』などの石川慶が務めた。
公開された約2分半の本編映像には、リナが劇中でプラスティネーションと呼ばれる遺体を永久保存する技術を行うシーンが映し出される。このシーンを映像化するにあたり、石川監督は原作にある「あやつり人形の製作に少し似ていた」という表現から着想を得て、巨大なあやつり人形風のセットを組み立て、ストリングスをクロスさせたり、ターンを入れたりと、視覚的なメリハリを重視したオリジナルの舞を作り上げた。演じる芳根はダンス未経験だったが「自分のレベルの足りなさを感じて、間を見つけてはたくさん練習をしました」と語っており、その成果は存分に発揮され、見事な表現として本編に刻み込まれている。(今井優)