妙にかわいい巨大バエを飼い慣らす!フランス発コメディー予告編
巨大バエを見つけた男たちを主人公にしたフランスのコメディー映画『マンディブルズ(英題) / Mandibles』の海外版予告編が公開された。ひもをつけられたハエ、口笛に反応するハエ、タオルでくるまれたハエ、犬と対面したハエ、手をなめるハエ……と妙にかわいいハエの姿が堪能できる。
殺人タイヤを主人公にした『ラバー』や、自分の鹿革ジャケットを愛するあまり、その他ジャケットとそれを着る者を抹殺しようとする男を描いた『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』などで知られる奇才カンタン・デュピュー監督がメガホンを取った本作。車のトランクに閉じ込められていた巨大なハエを見つけたおバカな友達コンビ(グレゴワール・リュディグ&ダヴィ・マルセ)は、これは大金になるぞと見込んでハエの訓練を始めることになる。
これまでに手掛けた作品は全て死に深く関係したコメディーだったと気付いたというデュピュー監督は、本作で初めて死ではなく生にフォーカスしたとのこと。デュピュー監督は「『マンディブルズ(英題)』は何よりもまず、友情についての誠実なコメディーです。そして物語の中心にいる巨大なハエの存在のおかげで、ファンタジー映画にもなっています」とコメントしている。第77回ベネチア国際映画祭でお披露目された本作は、7月23日に米公開予定。(編集部・市川遥)