林遣都&中川大志、絆を深めた動物たちとの舞台あいさつで奮闘!
俳優の林遣都と中川大志が3日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『犬部!』の完成披露イベントに出席し、動物たちとの撮影を振り返った。壇上には共演者の大原櫻子、浅香航大、監督の篠原哲雄のほか、撮影で林や中川とバディを組んだ保護犬のちえ、柴犬のきぃ、サモエド犬のサモン、ミヌエットのミッツも登場した。
林遣都の優しい表情!『犬部!』完成披露イベントの様子【写真】
本作は、2004年頃に青森県十和田市にある北里大学に実在した動物愛護サークルの活動をつづった片野ゆかのノンフィクション小説をもとに、動物の命と向き合う人々の奮闘を追う物語。“犬バカ”の獣医学部生が仲間と共に動物保護に奔走する大学時代と、獣医師として新たな問題に立ち向かう現代という二つの時代構成で描かれる。
犬たちとの共演となった舞台あいさつで、自身のバディであるちえを連れて壇上に上がった林。なかなか落ち着かずに吠えるちえをなだめつつ、「こんな舞台あいさつもなかなかない」と苦笑い。もともと動物が大好きだったという林は「動物に関わる映画に出たいと思っていたので、オファーをもらったときは『ぜひやらしてください』と言いました」と振り返る。
動物たちとの撮影も印象的だったようで「去年の暑い夏の最中、動物たちも東京から(ロケ地の青森まで)来てくれて、難しいシーンばかりでしたが、一緒に愛くるしい演技を見せてくれました。毎日幸せを感じていました」と感謝。「動物たちも疲労もあったと思いますが、ロケーションがよくて表情がどんどんよくなっていた。それも画面に映っていると思います」と紹介した。
中川も「僕自身、動物たちとここまでがっつり共演するのは初めて、一緒にお芝居をどう作っていくか楽しみでした」という。「動物たちがたくさん奇跡を起こしてくれて、映画にそういう瞬間がたくさん残っています。ちえちゃんときぃは子犬のときから連れ添って来たという設定で、そういう関係性も短い期間にきちんと築けるよう、青森のロケ地で一緒にお散歩したりして(犬同士の)距離を縮める努力をしました」とコミュニケーションづくりにも奮闘したという。
また、中川は「僕も小さい頃から犬を飼っていますので、この映画を通じて動物愛護に関わって来た人の姿を多くの人に知ってもらえて、うれしい」と感慨深げ。最後は犬を連れての取材も振り返って「取材中は(インタビュアーが)犬しか見なかった。もっと僕のことを見てくださいと思いました」と話して、会場を笑わせた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『犬部!』は7月22日より全国公開