ジョニー・デップ主演、水俣病描く『MINAMATA』は9・23公開
日本における水俣病の惨禍を世界に伝えたアメリカの写真家ユージン・スミス氏をジョニー・デップが演じた映画『MINAMATA（原題）』の邦題が『MINAMATA－ミナマタ－』に決定し、9月23日に全国公開されることが明らかになった。
熊本県水俣市のチッソ工場の廃水を原因とする水俣病は、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く四大公害病のひとつ。その存在を世界に知らしめた写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏の写真集「MINAMATA」を基にした本作は、1971年から1974年の3年間にわたり、水俣で暮らしながら公害に苦しむ人々の日常と、闘いの日々をカメラに収めた写真家の姿を描く。
キャストには映画化を熱望したジョニーのほか、ビル・ナイ、真田広之、國村隼、美波、加瀬亮、浅野忠信、岩瀬晶子らがそろい、坂本龍一が音楽を手掛けた。メガホンをとったのはアンドリュー・レヴィタス監督。あわせて公開された日本版ポスタービジュアルには、鋭い眼差しを向けるジョニーに加え、豪華キャスト陣の姿を確認することができる。（須田璃々）