ホロコースト生存者の復讐計画…史実に基づく『復讐者たち』新カット公開
ホロコーストを生き延びたユダヤ人たちによる復讐計画を描く映画『復讐者たち』（7月23日公開）から、新たな場面写真が公開された。
これまで映画化されてこなかった知られざる史実を基にした本作は、敗戦直後の1945年のドイツを舞台に、ホロコーストを生き延びたユダヤ人のマックスが、収容所で離ればなれになった妻子がナチスに殺されたことを知り、復讐を決意する衝撃のサスペンス。ナチス残党を密かに処刑しているユダヤ旅団と行動を共にするマックスは、やがてより過激な報復活動をするユダヤ人組織“ナカム”に参加することになり、ドイツ人600万人を標的にした驚くべき復讐計画の存在を知ることになる。
このたび公開された場面写真は、ナチス残党を処刑する人や、一般のドイツ人も巻き込んだ復讐を企てる人々の姿を捉えたもので、その表情からは強い信念と同時に深い悲しみも感じられる。喪失感と憎しみを内に秘めた主人公のマックスを演じるのは、『名もなき生涯』のアウグスト・ディール。監督・脚本はドロン・パズとヨアヴ・パズが務め、監督自ら当時の生存者に取材を行って本作を作り上げた。（須田璃々）