佐藤健の参加に騒然!細田守監督『竜とそばかすの姫』で竜役
6日、細田守監督の新作『竜とそばかすの姫』(7月16日公開)で、これまで伏せられていた謎のキャラクター“竜”の声優キャストが佐藤健だったことが完成報告会見で発表され、ネット上は「佐藤健ってまじか!!」「絶対観に行く!」など大いに沸いている。
本作は、高知の田舎町で父とふたりで暮らす17歳の女子高生すずが、50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>と出会い、成長していく物語。母の死をきっかけに歌うことができなくなっていたすずが、<U>に<As(アズ)>と呼ばれる自分の分身・歌姫「ベル」として参加。その歌声でたちまち世界に注目される存在になっていった矢先に、<U>の世界で忌み嫌われる竜の姿をした謎の存在と出会う。
これまで、主人公のすず/ベルの声を、声優初挑戦となるミュージシャンの中村佳穂が担当するほか、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守、森山良子、清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美、中尾幸世、役所広司らの参加が発表。しかし、予告編にも登場していた竜の声はなぜか未発表で、完成報告会見でのサプライズ発表にネット上では騒然となっていた。
佐藤が担当する竜は、国籍年齢性別など一切の情報が謎に包まれているが、会見内では佐藤いわく「皆から恐れられている存在で、ベルと出会い変化していく」そうで、竜が現実世界では何者なのかというミステリーも見どころになるという。
佐藤は、2019年公開のフル3DCGアニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』で主人公リュカの声を担当。細田監督と初タッグとなる『竜とそばかすの姫』では、謎のキャラクターとあってかなりの難役だったことを会見で明かしていた。
なお、完成作を観たばかりだという佐藤は「細田監督の真骨頂で新境地」「涙腺が刺激されっぱなし」「脳に直接感動光線を浴びせられている感じ」と興奮気味に感想を述べていた。
佐藤は現在、代表作の一つである『るろうに剣心』シリーズ最終章、『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開中。『The Beginning』は5週目で累計動員141万人、興収20億円を突破している。今後、中山七里の小説に基づくミステリー『護られなかった者たちへ』(10月1日公開)が待機中。『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017)で組んだ瀬々敬久監督のもと、殺人事件の容疑者を演じる。(編集部・石井百合子)