ラウールは奇跡的なハマり役！『ハニーレモンソーダ』P語る魅力
映画『ハニーレモンソーダ』（公開中）で映画単独初主演を務める Snow Man のラウールの魅力について、石田聡子プロデューサーが語った。
本作は、村田真優による人気コミックをラウール主演で実写映画化した青春ラブストーリー。内気な女子高生の石森羽花（吉川愛）は、髪をレモン色に染めて普段は塩対応だが本当は心優しい、校内きっての人気者である三浦界（ラウール）に惹かれていく。
実写化にあたり、ラウールが演じる主人公の界について石田プロデューサーは、「少女マンガの中でも、群を抜いてのイケメンキャラ。演じられる人はそういないな」と考えていたが、「ラウールさんは、少女マンガから抜け出てきたような抜群のスタイルに加えて、圧倒的なカリスマ性があり、そしてなにより現役高校生であるというところが、すべて奇跡的にこの役にはまっていて。その空気感のまま界を演じていただけたら、きちんと人間味とリアリティーのある人物像ができあがるだろう」とキャスティングに至った経緯を明かす。
さらに、「パフォーマンスをされている時の迫力と、オフでの高校生らしい笑顔や無邪気さというギャップも彼の大きな魅力だと思いますが、界の少し『ツン』な部分と、羽花にだけ見せる少しだけ『デレ』な部分のギャップにもぴったり」と太鼓判を押す。
撮影前、ラウールとヒロイン役を担った吉川は、神徳幸治監督と打ち合わせを重ね、役の細やかな感情の揺れを詰めていった。石田プロデューサーは、「特に界は原作では描かれていない部分を原作の村田先生や、りぼん編集部の方々にもご相談しながら、映画のオリジナルとしてつくらせていただきました」と振り返る。
いざ撮影が始まると、真面目でストイックに全力で役にぶつかっていたラウールの姿が印象的だったそう。「特に、本編の後半に全力で自転車を漕ぎながら界が感情を爆発させるシーンでは、撮影から戻ってきた監督に『すごくいいのが撮れたから観て』と映像を見せていただいたのですが、本当に今まで見たことのないようなラウールさんの表情がそこにあって、ものすごく感動した記憶があります。カッコよくいよう、とか、カッコよく見せなくては、とか、そういう意識をすべて脱ぎ捨てた全力の姿には、新しい発見と感動がありました」とベタ褒めし、「とにかくラストシーンは必見です。ここにラウールさんの演じた界のすべてが詰まっていると思います」と期待をあおる。
単独初主演で堂々たる演技を披露したラウールだが、メインキャストのなかでは一番年下。共演者たちは「かわいいなぁ」「そのままでいてね」と褒め、照れるラウールを微笑ましく見ていたという。
そんなラウールの魅力を、石田プロデューサーは「次になにを繰り出してくれるのかが楽しみで、とにかく目が離せない存在。無限の表現力の持ち主だと思います。これから、ますます楽しみです」と改めて語っていた。（編集部・梅山富美子）