ウェス・アンダーソン最新作、カンヌで豪華キャスト勢ぞろい!約9分のスタンディングオベーション
第74回カンヌ国際映画祭
フランスで開催中の第74回カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門に出品されているウェス・アンダーソン監督の最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2022年日本公開)が公式上映され、レッドカーペットにアンダーソン監督をはじめベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、ティモシー・シャラメなど豪華キャストが勢ぞろいした。
本作は20世紀フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で活躍する、一癖も二癖もある才能豊かな編集者たちの物語。ストーリーは三部構成で展開し、画面のあちこちにアンダーソン監督らしいユニークな演出が散りばめられている。出演はベニチオ・デル・トロ、フランシス・マクドーマンド、ジェフリー・ライト、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、ティモシー・シャラメ、レア・セドゥ、オーウェン・ウィルソン、マチュー・アマルリック、ビル・マーレイ、エリザベス・モス、シアーシャ・ローナン、リーヴ・シュレイバー、エドワード・ノートン、ジェイソン・シュワルツマンら。アンダーソン監督作ならではの豪華キャストの共演が実現した。
カンヌのレッドカーペットには、アンダーソン監督、デル・トロ、ブロディ、スウィントン、シャラメ、マーレイ、ウィルソン、アマルリック、リナ・クードリ、スティーヴン・パーク、音楽を担当したアレクサンドル・デスプラが登場。スチールからはフラッシュの嵐が巻き起こり、ファンからは黄色い歓声が飛び交った。シャラメやウィルソンらは、サインやセルフィーといったファンからの要望に応える姿も。アンダーソン監督は自らのスマホを持ち出し、全員で記念撮影をするなど、アットホームな雰囲気に包まれた。
その後行われた公式上映は、瞬く間に満員御礼に。上映後は約9分間ものスタンディングオベーションが起き、各方面で大絶賛された。(清水一)