『ブラック・ウィドウ』ロバート・ダウニー・Jrのカメオ出演が検討されていた
マーベル・スタジオ製作の映画『ブラック・ウィドウ』で、ロバート・ダウニー・Jr(アイアンマン/トニー・スターク役)のカメオ出演が検討されていたと、脚本家のエリック・ピアソンがComicbook.comのポッドキャスト番組「Phase Zero」で明かした。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の空白時間を舞台に、アベンジャーズの初期メンバーとして絶大な人気を誇るブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)の知られざる過去と秘密に迫る本作。ロバート演じるアイアンマンに関しては、2019年9月にDeadlineが『ブラック・ウィドウ』で再登場すると報道。しかし、出演シーンがどの程度になるのかも明かされず、米ディズニーの広報も口を閉ざしたままだった。
エリックによると、『ブラック・ウィドウ』の脚本には『シビル・ウォー』での決戦を終えたトニーとナターシャの会話シーン(過去のフッテージ映像)が一時的に盛り込まれていたという。トニーの登場には、映画の時系列を明確にするという意図があったそうで、「私の知っている限りでは、トニー・スタークの名前が(脚本に)書かれていたのはそれだけ。『シビル・ウォー』の終わりにいるんだというのを、観客に伝えるためだった」と語っている。
2019年にダウニー・Jrの『ブラック・ウィドウ』出演が報じられた時には、すでにカメオ出演は消滅していたといい、エリックは「報道が出た時はロンドンのオフィスにいたのですが『本当に? 手元に脚本があるけど、トニー・スタークは入っていないよ』と反応しました」とコメント。何者かが古いバージョンを入手し、リークさせた可能性も考えられるが、エリックは「どこから(情報が)流れたのかはわからない」と続けた。
ちなみに『ブラック・ウィドウ』では、アベンジャーズにソコヴィア協定への署名を求めたアメリカ国務長官サンダーボルト・ロス(ウィリアム・ハート)が再登場する。彼が登場したことで、同作が『シビル・ウォー』後を舞台にしていることが明確になっている。(編集部・倉本拓弥)