『ゴジラvsコング』に続くモンスター・ヴァース第5弾はどうなる?監督「怪獣たちがもっと主役に」
映画『ゴジラvsコング』(公開中)のメイキングブック「ゴジラvsコング アート・オブ・アルティメット・バトルロワイヤル」では、モンスター・ヴァースの今後の展開案について明かされている。
【画像】こだわりのモンスター造形!「ゴジラvsコング アート・オブ・アルティメット・バトルロワイヤル」の中身
モンスター・ヴァースは、米ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携して展開している人気シリーズ。第1弾『GODZILLA ゴジラ』(2014)を皮切りに、第2弾『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)、第3弾『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)と制作され、第4弾『ゴジラvsコング』でついに二大モンスターが直接対決を果たした。
『ゴジラvsコング』のメガホンを取ったアダム・ウィンガード監督は「今作も含めた4作を改めて観てみると、回を追うごとに巨大生物が映画に占める比重が大きくなっている」と分析。「こうなると、もうモンスターを神秘的な存在として扱う必要はないかもしれない。ファンは怪獣たちが映画の主役となることを望んでいると思う。だから、その方向に進んでいくこともできるな」
一方で、レジェンダリーのプロデューサー、ジェイ・アッシェンフェルターは「次回はこれに輪をかけた大掛かりなものを作ろうという話も出たが、世界を股にかけた作品ではなく、もっと内輪の物語を取りあげてもいいね」と展望を語る。「また、それとは別に、『キング・オブ・モンスターズ』で、キングギドラが宇宙から飛来した生物だということもわかった。エイリアンというのは、掘りさげてくれと言わんばかりの時限爆弾のような構想だ」と興奮気味。さらには『ゴジラvsコング』で地球空洞という新たな領域を描いたことで可能性はますます広がったといい、「われわれは(地球空洞の)全生態系のほんの一部を垣間見たにすぎない。残りの部分は、たとえば漫画や映画、テレビ・シリーズでも描けるかもしれない」と期待を込めている。
今年4月には、モンスター・ヴァース第5弾のメガホンを取る方向でウィンガード監督が交渉中だと The Hollywood Reporter などが報じていた。ウィンガード監督が言うように、怪獣たちがもっと主役の映画となるのだろうか? 案の一つとして、『サン・オブ・コング(原題) / Son of Kong』というタイトルが浮上しているとも伝えられている。(編集部・市川遥)
「ゴジラvsコング アート・オブ・アルティメット・バトルロワイヤル」は8月6日発売予定(4,500円+税) 発行元:DU BOOKS 発売元:株式会社ディスクユニオン