ジョニー・デップ『MINAMATA』水俣市で先行上映が決定
ジョニー・デップ主演の映画『MINAMATA-ミナマタ-』が、9月23日の全国公開に先駆け、8月21日に熊本県水俣市で先行プレミア上映されることが決まった。
本作は日本における水俣病の惨事を世界に伝えた、写真家ユージン・スミス氏とアイリーン・美緒子・スミス氏による写真集を基に映画化。ジョニーがユージン氏にふんし、美波、真田広之、國村隼、加瀬亮、浅野忠信、ビル・ナイら、そうそうたる顔ぶれが集結している。
このたび、映画の舞台である水俣市で日本最速となる先行プレミア上映が決定。8月21日に水俣市文化会館にて、「朝の部」「昼の部」の2回に分けて、有料上映される。詳細は映画の公式サイトで確認できる。
上映会に先立ち、今年6月に現地の有志によって組織された実行委員会では、急ピッチで準備を進めているといい「映画『MINAMATA-ミナマタ-』は、主演されているジョニー・デップさんの心が震えた出来事を元に、彼自身が製作にも携わって作られた映画です。今回、私たち実行委は、映画の舞台でもあるこの水俣市で上映会の準備を進めています。その中での私たちの思いは、水俣病に関わってきた方たちだけでなく、これまで水俣病に距離を置いていた方にもこの映画を純粋に観てもらいたい、というものです。今回、ハリウッド映画を全国ロードショーに先駆けて観る機会を作れることは夢のようで、とてもワクワクしています。この映画を観ていただくことで、市民の皆さんにも、みんなの力で美しく再生した水俣を改めて感じていただけたら嬉しいです」とコメントしている。(清水一)