急速に老化する恐怖…M・ナイト・シャマラン『オールド』が首位デビュー
全米ボックスオフィス考
先週末(7月23日~7月25日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『シックス・センス』などスリラーの名手として知られるM・ナイト・シャマラン監督の新作映画『オールド』が興行収入1,685万4,735ドル(約19億円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)
【動画】人が急速に老化する奇妙なビーチ…『オールド』日本版予告編
シャマラン監督が「時間」をテーマにした本作。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、異常なスピードで体が老いるという不可解な現象に見舞われた家族の恐怖とサバイバルを活写した。1,800万ドル(約20億円)という抑えめな製作費で見事1位を勝ち取り、シャマラン監督のネームバリューは健在であることを証明した。主演はガエル・ガルシア・ベルナル。
『オールド』との首位争いに敗れ、2位デビューとなったのは人気アクションシリーズ最新作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』。8,800万ドル(約97億円)という製作費をかけたが、オープニング興収は1,336万7,853ドル(約15億円)と少し寂しい出足となった。「G.I.ジョー」最強の戦闘能力を持つ漆黒の忍者ヒーロー・スネークアイズをメインに据え、これまで謎に包まれてきたスネークアイズ誕生の秘密を描いた。『クレイジー・リッチ!』のヘンリー・ゴールディングが主演を務めた。(編集部・市川遥)
7月23日~7月25日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『オールド』
2(初)『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』
3(2)『ブラック・ウィドウ』
4(1)『スペース・プレイヤーズ』
5(4)『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』
6(3)『エスケープ・ルーム:トーナメント・オブ・チャンピオンズ(原題)/ Escape Room: Tournament of Champions』
7(5)『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』
8(6)『ザ・フォーエバー・パージ(原題) / The Forever Purge』
9(7)『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
10(8)『ロードランナー:ア・フィルム・アバウト・アンソニー・ボーディン(原題) / Roadrunner: A Film About Anthony Bourdain』