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湯浅政明監督『犬王』“オスカー前哨戦”トロント国際映画祭に選出!

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世界での反応が楽しみ! - (C)“INU-OH” Film Partners

 映画『夜は短し歩けよ乙女』『夜明け告げるルーのうた』などの湯浅政明監督による劇場アニメーション映画『犬王』(2022年初夏公開予定)が、第46回トロント国際映画祭(9月9日~18日開催)のスペシャル・プレゼンテーション部門に選出された。

『犬王』特報映像【動画】

 本作は、湯浅監督、松本大洋(キャラクター原案)、野木亜紀子(脚本)、大友良英(音楽)がタッグを組み、室町の知られざるポップスター・犬王から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描くミュージカル・アニメーション。小説家・古川日出男の「平家物語 犬王の巻」を原作に、室町時代に人々を熱狂させた実在の能楽師・犬王と、そのバディである琵琶法師・友魚の友情が綴られる。

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 北米最大の映画祭であるトロント国際映画祭は、最高賞にあたる観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)を受賞した作品が、アカデミー賞の有力候補となることから、アカデミー賞の前哨戦ともいわれる映画祭の一つ。今回選出された、スペシャル・プレゼンテーション部門も、その観客賞の対象であり、映画祭のプログラマーは選出の理由を「私がこれまで見てきた映像作品のなかで、最もパワフルな映画のひとつであると言っても過言ではありません。非常に多くのオリジナルなアイデアが含まれており、ただひたすらに美しい作品です!」と明かしている。

 なお、日本の長編アニメーションが選出されるのは、2013年の『風立ちぬ』、2019年の『天気の子』以来。先日発表された、第78回べネチア国際映画祭でのワールド・プレミアに続き、今回のトロント国際映画祭での上映が北米プレミアとなる。(高橋理久)

湯浅政明監督『犬王』特報映像 » 動画の詳細
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