アルゼンチン版“オーシャンズ11”『明日に向かって笑え！』メッセージ付き特別映像が公開
アルゼンチン版“オーシャンズ11”と絶賛され、アルゼンチンで大ヒットを記録した『明日に向かって笑え！』（8月6日公開）から、名優リカルド・ダリンの息子で、本作で親子初共演を果たしたチノ・ダリンのメッセージ付き特別映像が公開された。
本作は、2001年に債務不履行に陥ったアルゼンチンを舞台に、金融危機で全てを失った小さな町の人々の大逆転リベンジ劇。第82回アカデミー賞外国語映画賞受賞作『瞳の奥の秘密』（2009）の脚本家エドゥアルド・サチェリと主演リカルドが再タッグを組み、本国で2019年アルゼンチン映画の動員No.1を記録したほか、ゴヤ賞最優秀スペイン語外国映画賞などの映画賞にも輝いた。
今回の特別映像冒頭で、日本に向けてメッセージを寄せたチノは、リカルドの実の息子であり、ルイス・オルテガ監督作『永遠に僕のもの』（2018）で主人公の友人を演じ話題となった若手実力派。本作では主人公フェルミンの息子ロドリゴを演じ、親子初共演を果たしただけでなく、父とともにプロデューサーも務めた。映像内では、終始愛らしい笑顔で「日本のみなさん こんにちは。『明日に向かって笑え！』がようやく日本で公開されます。皆で愛情を込めて作った作品なのでとても嬉しいです」とコメントし、最後には「日本のみなさんに熱烈なキスを！」と投げキッスで締めくくっている。
続く本編映像は、悪徳弁護士の隠し金庫から自分たちのお金を取り戻したいが、完璧な防犯装置を前に挫折しかけていた主人公が、ある夜、妻との思い出の映画『おしゃれ泥棒』からアイディアを閃き、寝ていた息子を起こし、そのシーンを見せるという場面。物語のターニングポイントであり、チノ自身も印象に残っているシーンなのだとか。実の親子ならではの自然な空気感が映し出されている。（高橋理久）