劇場版『ヒロアカ』30億円狙える大ヒットスタート!山下大輝「仲間が増えた」
映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』が8月6日より全国321の映画館で上映され、初日だけで観客動員数24万8,588人、興行収入3億1,951万3,900円を記録した。これは前作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(興収17.9億円)対比で229.2%の数値となり、ヒロアカ劇場版シリーズ史上最高となる興収30億円を狙えるスタートを切った。7日、都内で行われた『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』公開記念舞台あいさつに来場した声優の山下大輝は、作品の大ヒットスタートへの喜びを語った。
本作は堀越耕平の人気コミックを原作とするアニメシリーズの劇場版第3弾。謎の集団が世界各国に仕掛けた爆弾から人々を救うため、ヒーロー育成高校の生徒たちがプロヒーローたちと共に世界の危機に立ち向かうさまを描き出す。
この日のイベントには、レギュラー声優の岡本信彦、梶裕貴、ゲスト声優の吉沢亮も登壇。司会者から初日の数字を聞いた梶は「もちろん数字としてもすごくありがたいことだと思うんですけど、やはりそれに見合う内容が詰まっている作品だと思います。昨日(劇場版)第1弾のテレビ放送もありましたけど、それだけこのヒロアカを楽しみにお待ちいただいたんだなというのが、今日ここにいてもすごく伝わってくるので。それが何よりうれしいですね」と笑顔。山下も「やはり第1弾、第2弾とやってきて。『僕のヒーローアカデミア』が大好きな人たちが増えてきたんだなというのが、その数字で分かるじゃないですか。それがうれしいですし、いちファンとして、仲間が増えたという気がしましたね」と誇らしげな表情を見せる。
さらに岡本が「今、ヒーローを求めている気がします。これを観たら、ヒーローへの信頼感、安心感、勇気とか、いろんなものをもらえるというか。さらに言えば、皆さん一人一人がヒーローになり得るのかなと思える。そんな映画だと思います」と続けると、声優陣のコメントを横で聞いていた吉沢は、自身が熱狂的なヒロアカファンということもあり、「最高です」と感無量の様子。
「めちゃくちゃうれしいですよ。欠かさずに観てきた劇場版の第3弾で、しかもこんなに良い役で出させていただいて。ものすごくうれしいんですけど、ちょっとおこがましいという気持ちもあります」と恐縮気味に続けた吉沢は、「最初にお話をいただいた時は、途中でピロッと出てくるヴィラン(敵)とかかなと思っていたんで、結構びっくりしちゃったんです。でも本当にそこは原作やアニメへのリスペクトを込めて全力でやらせていただきました」とヒロアカに対する熱い思いを語った。さらにイベント中には、劇中に登場する借用書の署名に吉沢自身の文字が使用されていることなども明かされた。
その後は「この夏のNO.1ヒーロー決定戦」と題したゲームミッションに参加し、ヒロアカ愛を爆発させた吉沢。最後のコメントでも「こんなにも楽しんじゃった舞台あいさつなんで」と心の底からこの場を楽しんでいた様子で、「映画の内容はめちゃくちゃ熱くて。僕もファンとして観させていただいて、本当に泣ける壮大な作品となっております。この作品を観て面白いなと思っていただけたら、SNSだったり、周りの友達に広めていただいたりしながら、このヒロアカの暑い夏を皆さんと一緒に盛り上げていけたら」とメッセージを送った。
イベントの最後は「更に向こうへ! Plus Ultra!!」という恒例の決めゼリフを山下が言うことになっているが、この日は山下が吉沢に向かって「一緒に言いませんか?」と提案。「いいんですか? そこまでやっちゃって」と恐縮する吉沢に、「ぜひぜひ!」と促した山下。そんな流れでこの日は山下と吉沢による決めゼリフが披露され、会場は大きな盛り上がりを見せた。(取材・文:壬生智裕)
映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』は全国公開中