日本を世界の銘醸地へ…奮闘する男の人生を描いた『シグナチャー』が映画化
日本を世界の銘醸地にするため、日本ワインの一致団結を掲げ奮闘する醸造家・安蔵光弘の人生を描いた映画『シグナチャー』(2022年公開予定)が、オリジナル脚本で制作され、平山浩行が主演を務めることが発表された。
本作は、日本ワイン業界を牽引し、日本製ワイン「桔梗ヶ原メルロー」を生んだ麻井宇介の想いを受け継ぎ、日本ワインの一致団結を掲げ奮闘する安蔵さんの、醸造家としての歩みを描いた作品。安蔵さんを平山が、妻の正子さんを竹島由夏が演じ、『ウスケボーイズ』などの柿崎ゆうじが監督・脚本・エグゼクティブプロデューサーを務める。
平山は「実在されている方を演じることは難しいこともあるのですが、演じるのが楽しみでしたし、監督の前作品『ウスケボーイズ』も観ていましたので、柿崎監督の世界に参加できることが嬉しかったです」と主演の喜びを語り、「全世界の人々に観ていただきたいです! 若い方にも興味をもっていただいて、日本ワインの美味しさを味わってもらうことができたらなあと思います」と意欲をみせた。
『ウスケボーイズ』でも正子さんを演じたという竹島は、プライベートでも親交があるそうで、「今回脚本を読んで、ご夫妻の絆の深さを改めて感じましたので、私がそこを演じるのだと思うと責任が生じてきました。二人の強い絆を多くの人に知っていただき、日本ワイン造りにこれだけの努力を重ねた方がいるのだと伝えていきたいです」と意気込みを語った。
脚本も手がけ、オリジナル作品に挑戦している柿崎監督は「麻井宇介さんと安蔵光弘さんとの関係を聞くたびに、二人のことを中心にした物語を作りたいと思うようになりました」と経緯を語り、「日本ワインを造られている方々の努力を脚本にして、日本ワインの素晴らしさを世界に発信していき、造り手の想いを作品として作りあげたいと決意し撮影しております」と作品への熱い想いを明かした。(高橋理久)