『孤狼の血』を標準語にしたら…?各地の方言で吹替え!
松坂桃李主演、白石和彌監督の映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開)から、標準語、関西弁、津軽弁、福岡弁、大分弁、長崎弁、熊本弁、宮崎弁、鹿児島弁に置き換えたアフレコ映像が公開された。標準語、関西弁を津田健次郎が担当している。
「孤狼の血」といえばキャストたちの広島弁も話題だが、今回は全国各地の方言に吹替え。「おどれら全員逮捕じゃ」「たいぎいんじゃわりゃ」「口答えしょーんは全員ブタ箱たたき込んじゃる」など、印象的なセリフを組み合わせた予告映像を各地の方言に置き換えてアフレコした。
「しゃーしか」(博多)、「やぐらしかっさ」(長崎)、「死ねぬしゃ」(熊本弁)「おめんどみんな逮捕だじゃ」(津軽弁)など方言によってガラリと印象が変わる驚きと笑撃。地方出身、地方で活躍する著名人がアフレコを担当し、福岡弁を土居上野の土居祥平、熊本弁を大田黒浩一、大分弁をOBSアナウンサーの村津孝仁、平山沙絵、鹿児島弁をよし俣とよしげが務めた。
本作は、『日本で一番悪い奴ら』『彼女がその名を知らない鳥たち』などの白石和彌監督が柚月裕子の小説を映画化し、過激なバイオレンス描写も反響を呼んだ『孤狼の血』の3年後を描く続編。亡きベテラン刑事・大上(役所広司)の遺志を継ぐマル暴の刑事・日岡(松坂)が、かつて自身の計略によって亡き者にした暴力団組長の腹心・上林(鈴木亮平)や警察内上層部に追い詰められていくさまを、映画オリジナルストーリーで描く。(編集部・石井百合子)