「イングリッシュ・ペイシェント」テレビシリーズ化!
映画化もされた小説「イングリッシュ・ペイシェント」(邦題:イギリス人の患者)のテレビシリーズ化をBBCが進めているとDeadlineが報じた。
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ドーナル・グリーソン主演ドラマ「ラン(原題) / Run」やトム・ハーディ主演の「TABOO」などに参加してきた脚本家のエミリー・バルーが関わっており、企画はまだ初期段階ながらミラマックス・テレビジョンとパラマウント・テレビジョン・スタジオの共同制作作品になるという。
マイケル・オンダーチェが執筆した「イングリッシュ・ペイシェント」は、イギリスの権威ある文学賞であるブッカー賞受賞作。第二次世界大戦末期、イタリアの修道院を舞台に、火傷を負って身元がわからない“イギリス人の患者”、看護師のハナ、盗人のカラヴァッジョ、土木工兵のキップら4人の登場人物を追った物語だ。テレビシリーズ版は、作品賞などアカデミー賞9部門に輝いた映画版『イングリッシュ・ペイシェント』(1996)のリメイクではなく、小説を新たな解釈で映像化するものになるとのこと。
映画版のメガホンを取ったのはアンソニー・ミンゲラ監督で、“イギリス人の患者”アルマシー役はレイフ・ファインズ、ハナ役はジュリエット・ビノシュ、アルマシーと不倫関係にあったキャサリン役はクリスティン・スコット・トーマスが務め、そのほかコリン・ファース、ウィレム・デフォーなども出演していた。(編集部・市川遥)