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『孤狼の血』鈴木亮平に観客震え上がる 日曜劇場とのあまりのギャップに騒然

『孤狼の血 LEVEL2』より日岡刑事(松坂桃李)と組長・上林(鈴木亮平)
『孤狼の血 LEVEL2』より日岡刑事(松坂桃李)と組長・上林(鈴木亮平) - (C) 2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会

 映画『孤狼の血』の約3年ぶりの続編となる『孤狼の血 LEVEL2』(公開中)で、“最凶最悪”な組長・上林にふんした鈴木亮平の怪演に戦慄するファンが続出。鈴木は現在、主演を務める日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系で毎週日曜よる9:00~)で救命医療医にふんしており、ネット上では同作と比較して「同一人物とは思えない」という驚きの声が多く寄せられている。

【写真】恐ろしすぎる鈴木亮平の劇中カット

 『孤狼の血 LEVEL2』は、柚月裕子の同名小説に基づく前作『孤狼の血』に登場した、若き刑事・日岡秀一(松坂桃李)の3年後を描くオリジナルのストーリー。鈴木が演じるのは、7年の刑期を終え出所した、故・五十子会会長(石橋蓮司)の腹心・上林成浩。上林は出所するなり自身を暴力で押さえつけた刑務官の家族に“お礼参り”をすると、3年前に殺害された五十子の復讐を誓い、己の破壊衝動の赴くまま敵対する組員はおろか、抗争を避けようとする上層部にも牙をむいていく。

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 映画が公開されると、上林というキャラクター、鈴木の演技力に「人生で最も出会いたくない人間は上林」「徹頭徹尾怖かった」「稀に見る悪役っぷり」「鈴木亮平がぶっ壊れていて最高」と震え上がる者が続々。

刑務官の神原(青柳翔)に“別れの挨拶”をして出所した上林

 鈴木といえば、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」では救命救急のプロフェッショナルチームのリーダー・喜多見に。海外の紛争地やへき地で医療に従事した経験から、いかなる現場でも冷静さを保ち、的確な判断と正確でスピーディな技術で処置にあたるカリスマ。なおかつ弱者に寄り添う思いやりがあり、常に自身の命を顧みることなく患者を優先させる人格者だ。『孤狼の血 LEVEL2』の公開直後の22日放送回は、その喜多見の秘めた過去が明らかになる重要な回に。また同回では喜多見が絶体絶命に陥る場面があり、賀来賢人中条あやみ菜々緒ら演じるチームメンバーが命の危険を顧みず、喜多見を救おうと奔走していたことからも喜多見の人望の厚さがうかがえた。

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 そんな“ミスター・パーフェクト”と、『孤狼の血 LEVEL2』の上林組長は信念がブレない点は同じだが、上林は簡単に人の命を奪う倫理観が抜け落ちた男。一方で、単なるクレイジーな悪役にとどまらず余韻を残すキャラクターに仕上がっているのは、白石監督の演出、池上純哉の脚本、そして鈴木の演技力によるもの。喜多見チーフのさわやかな笑顔と上林の歪んだ笑顔を見比べるとまた恐ろしく、ネット上では両者を比較して、鈴木のふり幅にド肝を抜かれた人々の声で盛り上がり、「TOKYO MERを観ていても、喜多見チーフが豹変するのではと落ち着かない」といった声まで上がっている。

 ちなみに鈴木は今後、生田斗真主演の映画『土竜の唄』シリーズの完結作『土竜の唄 FINAL』(11月19日公開)でもヒールに。幼少期より数寄矢会の次期会長候補として悪の帝王学を叩き込まれた“最凶の敵”という設定で、長髪のビジュアルも話題を呼んだ。(編集部・石井百合子)

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