フレデリック・ワイズマン監督、最新作『ボストン市庁舎』11.12に公開決定!
巨匠フレデリック・ワイズマン監督の最新作となるドキュメンタリー映画『City Hall(原題)』の邦題が『ボストン市庁舎』に決定し、11月12日より全国公開されることが明らかになった。
前作『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』予告編【動画】
最近も『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』で話題を呼んだワイズマン監督が手掛ける新作では、生まれ故郷であるマサチューセッツ州ボストンのボストン市庁舎が舞台となる。多様な人種・文化が共存する大都市ボストンは、現在もワイズマンが暮らす街でもある。
カメラは市庁舎の中へ入り込み、市役所の人々とともに街のあちこちへと興味のままに動き出す。そこに映し出されるのは、警察、消防、保険衛生、高齢者支援、出生、結婚、死亡記録、ホームレスの人々の支援から同性婚の承認まで数百種類ものサービスを提供する、知られざる市役所の仕事の舞台裏。市民の幸せのため奮闘するウォルシュ市長と市役所職員たちの姿から浮かび上がってくるものとは何か、期待が高まる。
ワイズマン監督にとってドキュメンタリー44作目となる本作は、2020年のフランスの映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」が選びトップ10で1位に輝いた。10月にはオンライン開催される「山形国際ドキュメンタリー映画祭2021」のインターナショナル・コンペティションでの上映も決定している。(編集部・大内啓輔)