「海底二万里」ディズニープラス前日譚ドラマ製作へ
ウォルト・ディズニー・カンパニーが、1870年に発表されたジュール・ヴェルヌの古典SF小説「海底二万里」をベースとした、配信サービスDisney+ (ディズニープラス)向けのドラマシリーズ「ノーチラス(原題) / Nautilus」の製作を決定したと、Deadlineほか各メディアが報じた。
ドラマは、ネモ船長と潜水艦ノーチラス号の誕生秘話となる10話構成のシリーズになる予定で、小説に新たな解釈を加え、ネモ船長と乗組員たちが神秘的な海底の世界を発見していくさまが描かれる。英国のムーン・リバーTVとオール3メディア傘下のセブン・ストーリーズが制作を担当。『ザ・レジェンド』、ドラマ「ストライクバック:極秘ミッション」などのジェームズ・ドーマーが脚本と製作総指揮を務める。
原作小説は何度も映像化されており、ディズニーも1954年に『海底二万哩』として映画化している。Varietyによると、ドラマ化は現地時間23日から行われているエディンバラ国際テレビジョン・フェスティバル内で発表されたもので、ディズニーのヨーロッパ・中東・アフリカ地域オリジナル作品担当副社長であるリアム・キーラン氏は、「最初の脚本と10話分のアウトラインを見ましたが、まるで10本の長編映画のようでした。私たちにとって、とても重要な作品になるでしょう」と述べたという。(編集部・入倉功一)