「仮面ライダーゼロワン」岡田龍太郎、集大成でファンに感謝
俳優の岡田龍太郎が27日、新宿バルト9で行われたVシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー』初日舞台あいさつに登壇。令和初の仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」シリーズの集大成となる作品に、大きなプレッシャーの中で臨んだことを明かした。舞台あいさつには、井桁弘恵、中川大輔、砂川脩弥、山口大地、中山咲月、筧昌也監督も出席した。
本作は、特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」のその後を描いた『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』の続編であり『ゼロワン Others』シリーズの完結編。仮面ライダーバルカンこと不破諫、仮面ライダーバルキリーこと刃唯阿をメインに、壮大な物語に決着をつける姿が描かれる。
不破諫/仮面ライダーバルカンを演じた岡田。約2年という歳月をかけて作り上げてきた世界観のラストを飾る作品で、主人公として物語の中心に立つことに「(変身するとき、いままでのショットライザーではなく)ゼロワンドライバーをお借りしていることもありますが、長く続いた作品の集大成として外せないというプレッシャーがありました」と正直な胸の内を明かす。
それでも、演じた不破諫は「最初から最後まで一貫して格好いい役だったので、2年間という長い時間でしたが、追及して役を突き詰めていくことができました」と制作陣のキャラクターへの愛をひしひしと感じながら、プレッシャーを乗り切ったという。
一方、刃唯阿/仮面ライダーバルキリーを演じた井桁も「完結編となる作品。(岡田と)二人で大丈夫かなと最初は不安でした」と心情を吐露するが、「唯阿と共に悩んで頑張ってきた2年間で、人間としても役者としても成長できたと思います」と晴れ晴れとした表情を浮かべていた。
また、井桁が「劇場版での、5人で同時変身するシーンがすごく印象に残っています」と語ると、岡田は「この映画の最後の撮影日、これまで2年間、暑苦しく諫と向き合ってきたことを思い、こみあげてくるものがありました。ロマンチストすぎて気持ち悪いですが、そのときの青空がめちゃくちゃキレイで、すごく強く思い出されます」と感無量の表情を見せた。
「2年間を経て完結を迎えるわけですが、それにふさわしいものを刻むことができたのかな」とつぶやくように語った岡田。「本当に支えてくれてありがとうございました」とファンに深々と頭を下げていた。(磯部正和)