『ジュラシック・パーク』から28年!子役たちの現在
3日、日本テレビ系・金曜ロードショーで、スティーヴン・スピルバーグ監督の大ヒット映画『ジュラシック・パーク』が放送される。劇場公開から28年。主人公のグラント博士(サム・ニール)と共に、恐竜だらけのパークで決死の脱出劇を繰り広げる姉弟を演じた子役たちは、大人になった現在どうしているのか。
【画像】こんなに可愛かった…『ジュラシック・パーク』子役たち
クローン技術で蘇った恐竜たちが暮らすテーマパーク「ジュラシック・パーク」で起きる惨劇を描く本作。パークの生みの親である大富豪ハモンドの孫として開演前のパークを訪れ、予想もしないトラブルに巻き込まれる子供たちが、しっかり者でコンピューターに強いレックスと、恐竜知識あふれるティムの姉弟だ。
恐竜に怯える表情と叫び声も印象深いレックス役のアリアナ・リチャーズは現在41歳。7歳のころにテレビCMデビューし、『トレマーズ』(1989)への出演など、本作の前から子役として活動していた。1997年の続編『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』にも出演した彼女だが、2000年代に入ってからはほとんど映画出演はなく、大学時代からアート活動に傾倒。現在は画家としての活動をメインとしている。2020年にスピルバーグ監督の映画会社アンブリンのサイトに掲載されたインタビューでは、今も演技することを愛しており、機会があれば挑戦したいと語っている。2018年には、アメリカ・ロサンゼルスで行われた『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のプレミアに出席して注目を浴びた。
弟のティムを演じたジョー・マッゼロ(当時はジョセフ・マッゼロ表記)は、37歳で俳優として活躍中。ハリソン・フォード主演の『推定無罪』(1990)で映画初出演し、『マイ・フレンド・フォーエバー』(1995)では故ブラッド・レンフロさんと共演。名子役として日本でも人気を博した。大人になってからも、『ソーシャル・ネットワーク』(2010)でFacebookの共同創設者であるダスティン・モスコヴィッツ役を務めるなどコンスタントに活動を継続。日本でも空前のヒットとなったフレディ・マーキュリーの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)では、クイーンのベーシスト、ジョン・ディーコン役を務め、PRのために来日も果たし、ファンに元気な姿を見せている。(編集部・入倉功一)