機動戦士ガンダム『閃光のハサウェイ』第2部サブタイトルは「サン オブ ブライト」
「機動戦士ガンダム」シリーズを生んだ富野由悠季の小説を3部作で映画化するアニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』第2部のサブタイトルが「サン オブ ブライト」(仮題)となることが、2日に都内で行われた、スタッフトークイベント内で明かされた。イベントには、ブライト・ノア声優の成田剣と、小形尚弘プロデューサーが登壇した。
アムロ・レイとシャア・アズナブルの最終決戦を描いた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988)後の宇宙世紀0105年、アムロの戦友ブライトの息子であるハサウェイ・ノア(声:小野賢章)が、新型モビルスーツ、Ξ(クスィー)ガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す本作。6月11日の初日からロングランを続け、興行収入は21億円(宣伝発表)を突破している。
第2部のサブタイトルについて、小形プロデューサーは「サンという英語ですが、息子(SON)という意味もあれば、太陽(SUN)という意味もあります。『ブライトの息子』『ブライトの太陽』など、捉え方によっていろんな意味があると思います」と説明。現在は「鋭意製作中」だといい「ここからブライト・ノアである成田さんにも登場していただき、物語の佳境になっていきます」と明かした。
シリーズの舞台あいさつは『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』以来という成田は、ブライト役のオーディションを「結果が3か月くらいこなくて、決まらなかったんだなと落ち込んでいたが、実は決まっていたということで、嬉しかったのを覚えていますね。ずっと演じていらっしゃった鈴置洋孝さんの声を聞いちゃうと、そのイメージが抜けず、できなくなっちゃうのであえて見ないように聞かないようにしていました」と述懐。「第2部から登場させていただけるようなので、誠心誠意やらせていただきます。よろしくお願いいたします」と次回作への意気込みを語った。
上映は続くものの、映画のヒットを記念して、定期的に開催してきたスタッフトークは一旦終了。小形プロデューサーは「また『閃光のハサウェイ』を楽しんでいただける催し物を近々発表できれば」と明かすと「第2部は、3部作の映画の中で一番小説と違った話になるかと思います。小説を書かれた富野さんからも『普通に小説のままやったら持たないからやめろ』と忠告を受けているもののいろいろとプラスアルファしているので、近い将来、第2部を楽しみにしていてください」とファンの期待をあおった。(編集部・入倉功一)