ティモシー・シャラメ降臨!『DUNE/デューン 砂の惑星』ベネチアでワールドプレミア開催
第78回ベネチア国際映画祭で3日(現地時間)、ティモシー・シャラメ主演の映画『DUNE/デューン 砂の惑星』(10月15日公開)のワールドプレミアと記者会見が開催された。ティモシーをはじめ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ゼンデイヤ、オスカー・アイザック、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、ハビエル・バルデムらが登場した。
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ヴィルヌーヴ監督がメガホンを取った本作は、数多くのSF作品に影響を与えたというフランク・ハーバートの伝説的なSF小説を基にした作品。その惑星を制する者が全宇宙を制すると言われる“砂の惑星デューン”への移住を機に、アトレイデス家と宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発するなか、未来が視える能力を持つ青年ポール・アトレイデス(ティモシー)が、復讐と全宇宙の平和のために立ち上がる姿を描く。
プレミア会場には多くのファンが集まり、ティモシーは巻き起こるティモシーコールに笑顔で手を振り、ファンからの写真撮影に応じるなどした。映画上映後には7分にもわたるスタンディングオベーションが巻き起こり、「“映画の力“を再提示した作品だ」「『2001年宇宙の旅』を初めて観た時の感覚」など絶賛の声が上がった。
同日行われた記者会見では、本作への出演を「人生最高の栄誉」と語ったティモシーが「ある意味、僕は導かれていかなければならなかった。これまで自分が経験したことのなかった規模のプロジェクトだったものの、4~5か月の撮影期間を通してどこかの段階で、ここにいる人たち、アーティストたちすべてに、精神的に寄りかかることができたのは幸運だった」と撮影を振り返った。
IMAXを思い描き、念頭に置いて設計、制作、撮影されている本作について、ヴィルヌーヴ監督は「もちろん今は誰にとっても非常に困難な時期で、安全第一というのは誰もが同意することだが、もし観客が問題ないと思ってくれて、安全な環境があるのなら、本作をぜひビッグスクリーンで観てほしい。最大限没入感のある作品として設計するよう努めた。ビッグスクリーンというのは、私にとって(映画の)言語の一部なんだ」と語り、劇場で観るために作られた映画であることを強調した。(今井優)