ブタのマスクをかぶった猟奇犯が後ろに…『ソウ』新章映像
人気スリラー『ソウ』シリーズの新章となる映画『スパイラル:ソウ オールリセット』(9月10日公開)から、本編冒頭映像の一部が公開された。
本作では『ソウ』の過去シリーズと関係する登場人物は一新され、殺人鬼ジグソウの後継者を巡る物語をリセット。ジグソウを凌駕する新しい猟奇犯が現れ、捜査に当たる刑事たちを追い詰めていく。監督は『ソウ2』『ソウ3』『ソウ4』でメガホンを取ったダーレン・リン・バウズマン。製作総指揮も兼任するクリス・ロックが主人公の刑事ジークを演じ、マックス・ミンゲラ、マリソル・ニコルズ、サミュエル・L・ジャクソンらが共演する。
今回公開されたのは、街のフェスティバルでひったくり事件が発生した冒頭の一部映像。ブタマスクをかぶった猟奇犯に襲撃された警官が、地下鉄に轢かれるか、自ら舌を引っこ抜いて助かるかの、命の選択ゲームがスタートするシーンとなる。中でも、突如ブタのマスクを被った猟奇犯が刑事を襲う場面は、体がビクッとするほど怖く、痛々しい場面もあるので要注意だ。
クリスは本作の見どころについて「人間のあらゆる感覚に働きかけるローラーコースターのような作品だよ。人間関係のドラマが描かれているかと思えば、刑事もののアクションもあって、ちょっとした笑えるシーンもあり、極上の恐怖も十分に味わえる。観客を欺いてリラックスさせたかと思えば、恐怖に震えさせたり、おもしろいせりふで笑わせたり、っていう描写の繰り返しなんだ」と紹介し、「要するに、見たいと思うものがすべてつまっているんだ。もちろん、素晴らしいトラップの数々もね。そうそう、この作品に登場するトラップはいままでの『ソウ』シリーズとは一味ちがっているんだ」と明かしている。(清水一)