『海は燃えている』のジャンフランコ・ロージ監督最新作、2月に日本公開へ
映画『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』などで知られる名匠ジャンフランコ・ロージ監督の最新作『国境の夜想曲』(原題:Notturno)が、2022年2月に日本公開される。
【動画】ロージ監督『海は燃えている~イタリア最南端の小さな島~』予告編
第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出された本作は、3年以上の歳月をかけて、イラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯で撮影された作品。侵略や圧政、テロリズムにより数多くの人々が犠牲になっている場所をロージ監督が通訳を伴わずに一人で旅し、残された人々の声に耳を傾けて、痛みとその先にある希望を映し出す。
ロージ監督は「『国境の夜想曲』は光の映画であり、暗闇の映画ではありません、人々の驚くべき、生きる力を物語っています。この映画は戦争の闇に陥った人間への頌歌です。ショパンの“夜想曲”のように、ここでも暗闇は口実であり、生きている者を響かせる機会を与えるものです」とコメントを寄せている。(須田璃々)
映画『国境の夜想曲』は2022年2月にBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開