映画『ウォーターボーイズ』から20年!キャストたちを振り返り
シンクロナイズドスイミング(現在のアーティスティックスイミング)に挑戦する男子高校生たちの青春を描いた映画『ウォーターボーイズ』が、2001年9月15日の公開から20周年を迎えた。妻夫木聡、玉木宏ら本作のキャストを振り返る。
公開から20年…!映画『ウォーターボーイズ』(2001)【写真】
水泳部員の鈴木智を好演した妻夫木は、本作で第25回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞と新人俳優賞を受賞。その後は、映画『ジョゼと虎と魚たち』『どろろ』『悪人』『家族はつらいよ』『浅田家!』、ドラマ「ロング・ラブレター~漂流教室」「ブラックジャックによろしく」「ランチの女王」「オレンジ デイズ」「天地人」「危険なビーナス」など多くの作品に出演。今年7月に公開された中国映画『唐人街探偵 東京MISSION』では日本の探偵にふんし、中国語のセリフも披露した。
アフロヘアの佐藤勝正役を担った玉木は、2006年に「氷壁」で連続ドラマ初主演を飾ると、「のだめカンタービレ」「鹿男あをによし」「極主夫道」「桜の塔」といった話題作で主演を務めた。俳優としてはもちろんのこと、2004年には楽曲「Seasons」で歌手デビューを果たし、写真家として写真展を開催するなどマルチに活動している。
佐藤のことが好きな早乙女聖役をバラエティー番組でも活躍する金子貴俊、真面目なガリ勉・金沢孝志役を大人計画に所属し、『おとうと』『家族はつらいよ』など山田洋次監督作品にも多数出演する近藤公園、貧相だがたくましくなろうとする太田祐一役を『69 sixty nine』『感染列島』などに出演した三浦哲郁(現:三浦アキフミ)、水泳部の顧問の佐久間恵役をマルチタレントの眞鍋かをり、ヒロイン・木内静子役を2019年に速水もこみちと結婚した平山綾(現:平山あや)が担った。
シンクロをするメンバーとして、杉浦太陽、田中幸太朗などが出演。なお、妻夫木が2016年に女優のマイコと結婚した際には、本作のキャストやシンクロの先生が集まり、結婚を祝福したことを杉浦がブログで明かしている。
ほかにも、杉本哲太、竹中直人、柄本明、徳井優、谷敬らが出演。脚本も手掛けた矢口史靖監督は、本作で注目を浴び、『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』『WOOD JOB!(ウッジョブ) ~神去なあなあ日常~』といった青春コメディー作品で高い評価を得ている。
また、ドラマ「ウォーターボーイズ」が2003年、「ウォーターボーイズ2」が2004年、「ウォーターボーイズ 2005夏」が2005年にフジテレビで放送された。「ウォーターボーイズ」には山田孝之、森山未來、瑛太(現:永山瑛太)、田中圭、星野源、宮地真緒、香椎由宇、相武紗季らが出演。玉木、真鍋らが映画版と同じ役で登場した。「ウォーターボーイズ2」には、市原隼人、中尾明慶、斉藤慶太、小池徹平、木村了、石原さとみ、鈴木えみ、浅見れいならが名を連ね、教師でシンクロ部の顧問となった早乙女聖役を金子貴俊が続投した。(編集部・梅山富美子)