山下智久がカリスマホスト役!マイケル・マン「TOKYO VICE」に渡辺謙、菊地凛子、伊藤英明、笠松将ら集結
WOWOWと HBO max が共同制作するオリジナルドラマ「TOKYO VICE」が2022年春よりWOWOWにて独占放送・配信されることが決定し、渡辺謙と菊地凛子をはじめ、伊藤英明、笠松将、山下智久といった日本人キャストが出演することが発表された。
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本作は、東京で警察担当の新米記者として赴任したジェイクが特ダネを執拗に求めて危険な裏社会へと踏み込んでいく模様を描く全8話のドラマシリーズ。『ヒート』『インサイダー』『マイアミ・バイス』などのマイケル・マンがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、第1話を監督。主人公のジェイクを『ベイビー・ドライバー』で注目を浴び、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ウエスト・サイド・ストーリー』(12月10日公開)の主演にも抜てきアンセル・エルゴートが演じる。
これまで敏腕刑事・片桐役で渡辺謙、ジェイクの先輩記者・丸山詠美役で菊地凛子が出演することが発表されてきたが、今回、新たな日本人キャストが明らかに。伊藤英明が自らの立場を利用して暗躍する刑事・宮本、笠松将がヤクザ組織千原会の一員である佐藤、そして山下智久が人気ナンバー1のカリスマホスト・アキラを演じる。
加えてヤクザ組織千原会の組長・石田役を菅田俊、対立するヤクザ組織の組長・戸澤役を谷田歩、高級ホステスクラブのマネージャー・デューク役を萩原聖人、ジェイクたちの上司で新聞社の社会部デスク・莫役を豊原功補が務めるほか、伊藤歩、渡辺真起子、板谷由夏、松田美由紀もキャストとして名を連ねる。
マイケル・マンのほかに監督を務めるのは、映画『37セカンズ』などのHIKARI、ドラマシリーズ「ナルコス」のジョセフ・クボタ・ラディカ、ドラマシリーズ「ニュースルーム」のアラン・プール。総製作費88億円というスケールの大作に期待が高まる。(編集部・大内啓輔)
キャストのコメント
・渡辺謙
NYで「王様と私」の2回目の公演をしていた2016年の時のこと、演出のバートに、脚本家のJTを紹介された。東京を舞台にした面白い話がある、それをシリーズのドラマにしたいというのだ。題材はアメリカ人が日本の新聞記者になり、1990年代のヤクザの裏社会を暴いていくとのこと。どこまで本気なのかと少々訝しんでいた。だが、JTのこの作品にかける情熱はどんどん膨らみ、僕が所属しているエージェントも協力してくれることになる。いよいよ企画が動き出し、最初の脚本を読んだ。それぞれの役がエネルギッシュで、日本語と英語が行き交いスピード感たっぷりだ。そしてなんと一話はあの、マイケル・マンが撮るという。撮影序盤でコロナが蔓延し、半年の順延という危機もなんとか乗り越え、8話を撮り終えた。今まで見たことのない日本の姿をぜひお楽しみ下さい。
・菊地凛子
女性の環境、地位が今よりも更に不平等だった90年代。男性社会の典型と言っても過言ではない新聞社で、女性として、そして彼女自身のアイデンティティに葛藤しながらも、真実を突き止めるために真摯に立ち向かうジャーナリストを演じています。マイケル・マン監督との出会いはとてもドラマチックであり、とても冒険的でした。マイケル監督、そして全てのクリエイターたちとのこの素敵な旅路を私は忘れることができません。多くのみなさまにご覧いただけたらと思います。
・伊藤英明
文字通り、夢のような時間でした。このコロナ禍でなければ、なんて言葉は言い訳にしか過ぎないと感じられるくらい「プロフェッショナル」を勉強させていただきました。アメリカの作品の現場の素晴らしいところは、携わってる人間みんなが自分の役割にプライドと喜びを持ってお互いに尊敬の気持ちを持って場を作り上げているところです。これが良い作品への近道なんだと教えてもらったような気がします。作品は骨太のように見えて、マイケル・マン監督ならではの人情の機微まで捉えた計算し尽くされた映像をぜひ楽しんで頂きたいと思います。マイケル・マン監督、ジョセフ監督、HIKARI 監督、アラン監督をはじめとする素晴らしいスタッフの方々、アンセル、渡辺謙さん、この作品にかかわるみなさんと国を超えて、文化を超えて一緒にひとつの作品を作れたことを誇りに思います。この経験が一生の宝物にならないよう、これからも精進していきたいと思います。
・笠松将
東京に来てからの僕は、真っ暗な道をゴールを知らないで、フルマラソンをしているような生活でした。その道の途中、いろんな人たちに助けられながら今も走り続けています。この道であっているのか迷っていたとき、マイケル・マン監督が横に並走してきて、「ここからだぞ」とまた背中を押されました。こんな自分を応援してくれた家族、仲間とかファンの皆様、心からありがとうございます。TOKYO VICE、ぜひお楽しみに。
・山下智久
今までにない経験を今までにない役柄で、体験させていただいたような気がしております。正直とても、クセのある役柄ですが、彼がどうしてそういう人間になってしまったのかを自分なりに探究して、挑みました。そして何より、作品の一部になれるよう努めました。このような素晴らしい作品に携わる事ができて、更に夢が大きくなりました。完成が楽しみです。